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業界別M&A動向
中業種:旅行
業界定義
旅行業とは、交通機関や宿泊施設等の事業者(サプライヤー)と旅行者とを仲介する事業をいう。
業務内容として以下のものがあげられる。
①交通機関の乗車券類の代売
②ホテル・旅館等、各種宿泊施設の予約・あっせん、および宿泊券の代売
③各種旅行の企画および手配
業界分析
<現状>
旅行代理店業界内では航空会社などから得られるコミッションが減少している一方、インターネット販売による価格競争に見舞われており、また、旅行者が直接航空会社から航空券を購入する傾向が増加しており、業界内は不況構造に陥っている。特に中堅・中小旅行代理店においては、BSP(Billing and Settlement Plan)の支払回数変更、更に航空券の代理販売に対する保証金の積み増しなど、決済資金等の確保が課題となっている。
【コミッションの減少】
旅行代理店の主な収入源は、航空券や宿泊施設販売等に対するコミッションであるが、航空会社、ホテルや旅館の多くは経営難に見舞われており、旅行代理店に対するコミッションを減らす傾向にあり、ビジネスモデルの転換が急務である。
【インターネット販売の普及】
旅行代理店を営むにあたり登録が必要なものの、旅行代理店業は比較的参入障壁が低い。そのため、インターネットによる販売のみを行う低コスト体質の旅行代理店の新規参入が多く、業界内は価格競争に直面している。個人客は、インターネットを通じて格安の航空券を購入する動きが見られ、また法人顧客となる業務渡航(BTM)分野においても、インフラ整備が進み従来型の営業スタイルに加え、顧客の利便性を高めるシステム構築・維持が不可欠となっている。
【旅行スタイルの変化】
最近ではお仕着せのパック旅行に飽き足らなくなった旅行者は、自らインターネットなどを使って旅行をアレンジするようになってきている。また、航空会社やホテル・旅館なども直接旅行者の情報を得ることにより旅行者を囲い込む動きを見せている。そのような中、必ずしも旅行代理店を利用しない旅行者が増加している。
業界主要企業
(単位:百万円)
企業名
売上高
営業利益
JTB
1,166,680
8,190
近畿日本ツーリスト(KNT)
373,483
51,134
阪急交通社
352,800
62,800
エイチ・アイ・エス
348,065
6,278
一休
2,950
623
2011年度
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