社歴40年を超える老舗の通関会社。 オーナー会長が一代で築き上げ、会長は様々な業界団体の重職を歴任し、業界においても非常に信頼の厚い会社である。
国内と中国での物流に強みを持つ総合物流企業
会長のご年齢は70歳を超えており、後継者はご息女のみ、現経営陣もご高齢の方が多く、数年後を見据えた事業承継について非常にお悩みであった。
国内と海外を結ぶ通関機能は保有しておらず、通関機能を補完する事で、国際物流分野への進出と、荷主に対するサービス領域の拡大を模索していた。
弊社担当者が初めてお会いさせていただいたのは2009年10月。 当該会社は経験豊富なスタッフと長年の得意先を多数抱えており、事業領域の拡大により更なる成長が見込める事に加え、打ち合わせを重ねる中で会長ご自身も事業承継の悩みを解決できる手段は、M&Aしか無いとの結論に至った。 会長より、自社の事業を更に成長させていけるような力があり、従業員を大事にして頂ける会社への譲渡であればお話を進めたいとの意向を頂いた。 その後、当社から数社へのご提案をさせて頂くも、交渉が進んでもなかなか条件と双方の意向が合わず、半年が経過した。 そのような折、関東に拠点を置き、国内物流のみならず中国へも事業展開している総合物流企業から積極的に検討したいとの連絡が入る。 GW明けに両社のトップ面談を行い、初のお顔合わせとなった。同じ物流業界といえども、立場も業務内容も違う両社だったが、譲受会社の経営陣の柔軟な姿勢と、譲渡会社の会長のお立場とご経験を尊重する細やかな心配りが会長に伝わり、両社ともに非常に好印象のうちに面談を終えた。 条件面の交渉においても、いくつかの課題とハードルがあったが、お互いがお互いの立場と心情を理解し双方が譲歩する形で、トップ面談から約1ヶ月半で無事ご縁談が成立する事となった。
譲渡後も会長は相談役として会社に残られ、事業の引き継ぎにあたられる。最終契約を終えた会長は「今後は趣味である風景写真の撮影にも時間を割くことができる」とお喜びになられていた。
本件は初めて会長にお会いしてから約9ヶ月で最終契約に至りました。 会長も人生で一回きりのご縁談だからと、お相手先の選定や交渉に関して非常に慎重に時間をかけて進めてこられました。今回のお相手先とお会いしてからは、譲受会社の経営陣の寛大な姿勢が会長の心を打ち、驚く程のスピードでお話が進む事となりました。 赤い糸という言葉を現実で垣間見る事ができるようなお手伝いができ、担当者としても非常に誇りに思います。今後、両社の機能を活かし、国際物流の分野で大きく飛躍される事を願っております。 (本件に関するご質問、お問合せは山田・岡村まで)