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2010年9月成約事例

対象会社(譲渡会社) 譲受会社
事業内容
調剤薬局
数店舗
業界別M&A動向へ
調剤薬局
(東証一部)
業界別M&A動向へ
地域 関東 東日本
概要

社歴15年超の調剤薬局である。

店舗を展開する地域での知名度は非常に高く、患者、ドクターからの信頼も絶大なものがあり、まさに地域密着型のかかりつけ薬局を体現してきた企業である。
長年培ってきた信頼によって確固たる地盤が築かれているため、数年前から始めた在宅医療もすぐに軌道に乗り、業績は今期過去最高益を記録。順風満帆な経営状態であった。

東証一部上場の調剤事業を全国展開する大手企業。

背景

毎期増収増益を続ける一方で、後継者不在の問題を抱えていた。社長のご息女は別の業界で活躍しており親族間承継は難しく、従業員への承継は株式買取の資金面、個人保証の引継ぎの観点から現実的に不可能であり、社長の年齢が60歳を超えても後継者不在の問題は解決していなかった。社長は以前体調を崩して入院した経緯もあったため、事業承継問題は早期に解決する必要があった。

調剤業界の再編が加速度的に進む中で、M&Aを活用した更なる事業拡大を模索しており、在宅事業の強化、グループ会社とのシナジーが期待できるためすぐに具体的な検討に入った。


スキーム
100%株式譲渡
  

経緯

弊社担当との初面談は2010年3月。
現在の調剤業界再編のタイミングであれば従業員の継続雇用等、譲渡に際しての諸条件が整いやすいこと、今後の調剤業界の変化に対応していくためには他社の経営資源を活用する選択肢がベストであることを理由に、M&Aによる事業承継を行うことを決断。

6月にTOP面談を行い、相互に相性を確認。
「トップダウンの経営ではなく、患者や従業員の気持ちを大切にする会社ですね。」と譲渡会社の社長も好感を抱き、7月に基本合意を締結。

結果的に、株式価額、従業員の継続雇用、引継ぎ期間等の諸条件に関しては、譲受会社の柔軟な姿勢により譲渡会社の希望が全て叶い、9月に最終契約へと至った。


提携効果

譲渡会社は、東証一部上場企業の子会社として、スケールメリット、グループ会社とのシナジーを活かして更なる地域医療の発展に努めることになる。


弊社担当より

現在調剤業界は大手企業を中心としたM&Aによる再編の過渡期であるとともに、経営者の高齢化による事業承継問題が深刻化しています。本件も事業承継に不安を抱える社長のニーズと、業界再編のタイミングが合致したケースで、まさに現在の調剤業界の現状を表しているように感じました。

社会問題に発展している事業承継問題の解決に、微力ながらも貢献できたことを誇りに思うと同時に、譲渡会社社長の新たな人生のスタートを切るお手伝いをできたことに喜びを噛み締めております。

両社の更なるご発展と新たなスタートを切る社長のご多幸を祈念いたします。

(本件に関するご質問、お問合せは渡辺・土屋まで)


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