オーナーとの初面談は2010年8月。
調剤薬局3店舗を経営するオーナーは、店舗運営の効率化を常々模索していた。
各店舗とも利益の出る優良店舗ではあったが、1店舗だけエリアが離れており、人材や商品在庫の有効活用ができずにいた。
さらに当該店舗は特別養護老人ホームの在宅医療・施設調剤も行っており、その業務の大半をオーナーが担っていた。
事業の選択と集中による経営の効率化と、オーナーにかかる負担軽減の2点にメリットを感じたことが、本件を検討するきっかけとなった。
譲受候補数社に打診をしたところ、全社興味を持ち、すぐにTOP面談へと進む。
各社と面談後、オーナーの意向と条件を満たす1社と具体的に検討を進めていたが、急遽検討が中断される。
分包機などの設備投資と人件費が当初の想定より必要であることが主な理由であった。
これを受けて、すでにTOP面談を終えていた別の候補先が再検討を開始。
以前より同エリアでのドミナント戦略を模索していた同社との間で、2011年8月に基本合意契約を締結。
前回検討が中断された問題点も、同エリアに複数店舗をもつ譲受候補会社は、各店舗間による設備、人材の有効活用によりカバーできると判断。
DDによる条件変更なく、柔軟な対応でオーナーの希望を全て受け入れ、9月に事業譲渡契約を締結し、10月1日の譲渡となった。 |