日清紡ブレーキ、アイシン精機子会社に事業譲渡

2017-08-30
日清紡ホールディングス<3105>の子会社・日清紡ブレーキ(東京都中央区)は、自動車用ブレーキ事業のうち、ファウンデーションブレーキ事業をアイシン精機グループの子会社の豊生ブレーキ(愛知県豊田市)に譲渡することを発表した。株式譲渡予定日は2018年2月28日、譲渡価額は非公開。

日清紡ブレーキは自動車用摩擦材を中心に事業を展開しており、摩擦材事業の年間売上高は1300億円を超える。一方、ファウンデーションブレーキ事業は年間売上高が150億円にとどまり、電動パーキングブレーキ化が進むなど市場環境も不透明なため大規模な設備投資、開発投資が必要となることが予想される。

豊生ブレーキはドラムブレーキの生産高が世界トップであり、電動パーキングブレーキの技術を持つことから、同社に事業譲渡することで経営の効率化が見込まれるため、今回の事業譲渡に至った。

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