2014年4月調剤薬局 →
調剤薬局成約実績

検索条件

※検索条件を指定して下さい。全項目に条件を指定しなくても検索ができます。

掲載情報について

成約事例・実績の開示については、適時開示の観点から、以下のとおり、各四半期決算の開示後のタイミング（3ヶ月ごと）で行ないます。

第1Q(10月-12月)
第2Q(1月-3月)
第3Q(4月-6月)
第4Q(7月-9月)

1月末頃
4月末頃
7月末頃
11月半ば頃

譲渡会社

業種: 調剤薬局
地域: 中部
上場: 未上場

譲受会社

業種: 調剤薬局
地域: 全国
上場: 未上場

概要

譲渡会社は東海エリアで1店舗の調剤薬局を運営する企業。順調な業績の一方で、オーナーは後継者不在の状況と体力の衰えに不安を感じていた。薬局経営者の友人が会社を譲渡したことで検討開始。ご紹介した譲受候補会社は、業界の大手企業。オーナーは誠実かつ柔軟な対応の譲受会社に好感を頂き、2014年4月、最終契約締結に至った。
経緯

譲渡会社は東海エリアで１店舗の調剤薬局を運営する社歴90年超の老舗企業。

運営する薬局は、複数の医療機関が入る医療モールの処方箋を一手に引き受けており、
患者から頼りにされる、地域密着型調剤薬局の模範となるような薬局である。

優秀な社員がいて、業績も安定している、まさに順風満帆な状況であった。

しかし、その一方で、オーナーは後継者不在の状況に不安を感じていた。

子供は薬局とは別の道に歩んでいることから、後継者候補としては考えられず、
社員に会社を任せるにしても、経営者としての適性や株式買い取り資金を考えると難しい状況であった。

さらに、60歳を越えて薬剤師として勤務している中で、体力の衰えを感じていた。

そんな折、同エリアで薬局を運営していた友人が会社を譲渡した。

やはり後継者不在の状況にあった友人が会社を譲渡したことに後押しされ、具体的に検討を開始。

弊社からご紹介した譲受候補会社は、全国に調剤薬局を展開する業界の大手企業。

従前から出店数の少ない同エリアの基盤拡充ニーズをもっていた。

両社面談の際に、譲受会社はＭ＆Ａにより規模拡大を実現してきた豊富な経験をもとに、
オーナーが不安に思う点を丁寧に説明した。

オーナーは誠実かつ柔軟な対応をしてくれる譲受会社に好感を頂き、
提示された経済条件も納得いくものであった。

オーナーの迅速な資料対応と、譲受会社の柔軟な対応により、
デューデリジェンスも問題なく終了。

平成26年4月、最終契約締結、決裁となった。
提携効果

◎ 譲渡会社にとって
・薬局の継続
・仕入れコスト低下
・譲受会社の運営ノウハウ享受
・薬剤師不足の解消

◎ 譲受会社にとって
・ドミナント戦略の推進

◎ 社員にとって
・同薬局での継続雇用
・譲受会社の福利厚生や研修制度の活用

◎ オーナーにとって
・創業者利潤の獲得
・後継者問題の解決
・継続経営による精神的、肉体的負担の解消
弊社担当者より

譲渡会社オーナーとの出会いは、私が以前に譲渡をお手伝いさせて頂いた別のオーナーからのご紹介でした。
お二人とも、同じエリアで薬局を営み、年齢も近く、後継者がいないという状況でした。

それぞれに譲渡を決断する背景は違うかもしれませんが、
やはり後継者問題に深刻な悩みをお持ちの経営者は非常に多いということを改めて実感しました。

本件のオーナーは、処方元のドクターと家族のような親しい関係であったからこそ、
譲渡を決断することを最後まで悩み続けていらっしゃいましたが、譲受会社の柔軟な対応もあり、処方元のドクターも了承してくれました。

オーナーが「肩の荷がおりた、ありがとう」と安堵の表情で喜んでいらっしゃったのが非常に心に残っております。

両社の更なるご発展と、オーナーの第二の人生が素晴らしいものになりますよう、心から祈念いたします。
取引スキーム
- 株式譲渡
- 後継者不在