日本GC(6261)ジョイコが経営統合し共同持株会社設立

2010-11-25
  遊技用プリペイドカード機器販売最大手の日本ゲームカード <6261> は、25日開催の取締役会において、来年4月1日を設立日として、ジョイコシステムズ(東京都台東区)と共同株式移転の方法により完全親会社(共同持株会社)を設立することを決議し、同社と基本合意書を締結した。本株式移転は、両社株主総会及び関係当局の承認等が得られることを前提としている。

  両社を完全子会社、共同持株会社を完全親会社とする共同株式移転で、来年1月21日開催予定の臨時総会でのそれぞれの承認を得て、4月1日付で共同持株会社を設立、大阪証券取引所JASDAQ市場に新規上場する。日本ゲームカードの普通株式は、3月29日付で上場廃止となる。

  日本ゲームカードは、SANKYO <6417> が39.41%を保有する筆頭株主で、ジョイコシステムズは、サミー <6460> 、平和 <6412> 、京楽産業他大手のパチンコ・パチスロメーカーが共同で出資している。

  昨今のパチンコ業界においては、パチスロ遊技機に関する規則改正による射幸性の抑制等の影響もあり、ユーザー離れが進み、パチンコホール数が減少傾向にある。プリペイドカードシステム専業メーカーである両社が、その経営資源を集中させ、事業環境の構造的変化に先手を打ち、相互のシステムの特徴を補完する体制を構築することにより、両社の企業価値の最大化を目指す。

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