資生堂(4911)が、久喜工場とベトナム工場におけるパーソナルケア製品の生産事業をCVCキャピタルに譲渡

2022-08-01
株式会社資生堂は、資生堂久喜工場(埼玉県久喜市 以下、「久喜工場」)および資生堂ベトナム工場(ベトナム ドンナイ省ビエンホア市 以下、「ベトナム工場」)において営むパーソナルケア製品の生産事業を譲渡することを決定した。
今回の譲渡を通じて、株式会社ファイントゥデイ資生堂(以下、「FTS」)の生産と販売を統合した製販一体の経営体制構築を通じた同社の持続的成長を支援するとともに、久喜、ベトナム両工場をより高い競争力をもつ工場に進化、発展を目指す。

資生堂は、昨年7月にパーソナルケア事業をCVC Capital Partners(以下、「CVC」)が間接に出資する法人であるFTSに譲渡しており、FTSの完全親会社である株式会社Asian Personal Care Holding(以下、「APCH」)の株主としてCVCと協力して同事業を運営し、FTSは昨年7月以降、新会社として好調なスタートを切り順調に業績を伸ばしている。
この好調な環境下で、今後さらに同社が持続的な成長を確実にするためには、研究開発・生産・マーケティング・販売などの機能が一気通貫になる体制を構築することが重要となる。

現在、当社の久喜工場、ベトナム工場がFTSの生産・供給の中心を担っています。両工場は、パーソナルケア製品の主力工場という位置づけで、高い品質の製品を生産・供給し、当社の経営に貢献してきた。今回の生産事業譲渡は、久喜工場は会社分割後に株式を譲渡、ベトナム工場は株式譲渡という形式をもって行います。また、両工場の当社従業員は引き続き生産事業に従事する。

既存の掛川工場、大阪工場に加え、19年に那須工場、20年に大阪茨木工場、そして本年5月に福岡久留米工場を稼働させ、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」のもと、スキンビューティー領域のプレステージ・プレミアム化粧品事業の生産を担う国内工場体制を整えた。資生堂ならではの“メイドバイジャパン”の製品をグローバルに安定的に提供し、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指していく。


【参考情報(具体的な手続き)】
当社が久喜工場において営む事業(以下、「対象事業」)については、当社から吸収分割(以下、「本会社分割」)の方法により、2023年第一四半期に新会社に承継させたのち、同社の全株式をAPCHに譲渡を行うこと、また当社の完全子会社であり、ベトナム工場を運営するShiseido Vietnam Inc. (以下、「SVI」)については、2023年下半期にSVIの全持分をAPCHに譲渡を予定している。
なお、本新会社株式譲渡は、独占禁止法に基づく関係当局の承認の取得等を条件として、本SVI持分譲渡は、ベトナムにおいて必要となる許認可の取得等を条件として、それぞれ実施する予定である。

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