九州広域の復興支援ファンド、ヒトと動物の両領域で治療用の抗体創出を目指すMabGenesisに出資

2022-12-07
株式会社地域経済活性化支援機構が九州地方の地域金融機関等と共同で設立した「九州広域復興支援ファンド」は、MabGenesis 株式会社(以下、 「MabGenesis」という。)に対し投資を実行した。なお、本件は、九州広域復興支援ファンドの第 20 号投資案件である。

本出資の目的

MabGenesis は、ヒトと動物の両領域で治療用の抗体創出を目指す宮崎大学発及び藤田 医科大学発バイオベンチャー企業で、宮崎大学の血液がんに関する研究や、藤田医科大 学の抗体に関する研究の成果を基に、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の大学 発新産業創出プログラム(START)の助成を受けて 2019 年6月に設立した。抗体医薬品は、一般的な低分子医薬品と比べて、がん細胞等の異常な細胞をピンポイントで攻撃する精度が高いため、高い治療効果と副作用の軽減が期待できる医薬品として注目されている。MabGenesis は、機能性と網羅性を備えた世界最高品質の抗体ライブラリー (MOURA library)と高効率な抗体単離技術(IMPACT)を有しており、当該独自技術により従 来技術では取得が困難な、難易度の高い創薬標的に対する抗体を国内外の製薬企業に提 供することで、新薬開発に貢献することが期待される。

これまでに、①ヒトの医薬品開発に使えるヒト抗体の hMOURA library、②イヌの医薬品開発に使えるイヌ抗体の cMOURA library、③ネコの医薬品開発に使えるネコ抗体の fMOURA library、④ヒトやイヌ、ネコ等の多様な生物の医薬品開発に使えるラクダ抗体の cVHH MOURA library の開発に成功し、製薬企業へ提供している。市場が成熟したヒト用抗体医 薬領域においては、がんや感染症等の有効な治療方法がなく医療ニーズの高い疾患に注力し、実例数が少なく今後急成長が見込まれる動物用抗体医薬領域においては、様々な疾患 に対する抗体取得を進め、抗体医薬分野のイノベーターを目指す。

九州広域復興支援ファンドでは、MabGenesis の新規治療用抗体研究開発の加速及び基盤技術の拡充を後押しすることとし、更なる研究開発体制の強化に必要な資金の一部を支援する。 そして今後も、は九州地域の活性化を通じて、当地の復興に貢献するため、九州地域 の事業者及び同地域の復興に資する事業者に対する投資を行っていく。

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