コロナワクチン開発の米モデルナ、プラスミドDNAの無細胞合成・増幅技術開発のオリシロジェノミクスを買収

2023-01-05
 
メッセンジャーRNA(mRNA)治療薬とワクチンのパイオニアであるバイオテクノロジー企業のモデルナ(以下、モデルナ)と無細胞DNA合成および増幅技術のパイオニアであるオリシロジェノミクス株式会社(以下、オリシロ社)は、モデルナがオリシロ社を8500万ドルで買収する契約を締結した。


モデルナの最高経営責任者ステファン・バンセル(Stéphane Bancel)は、「この買収により、mRNA製造の重要な構成要素であるプラスミドDNAの無細胞合成および増幅におけるベストインクラスの手法が得られる。オリシロ社の技術は、当社の製造に関する専門知識を戦略的に補完し、研究開発をさらに加速させます。オリシロ社をモデルナの一員として迎えることを楽しみにしています」と述べた。

オリシロ社の最高経営責任者バシルディン ナセル 加藤(Nasir Kato Bashiruddin)は「モデルナは、革新的なプラットフォームとmRNA治療薬を通じて、人々の健康に極めて迅速に貢献できることを実証してきました。当社の技術と人材はモデルナの戦略に非常によく合致すると確信しています」と述べた。
また、オリシロ社の共同創業者でプレジデントの平崎誠司は「患者さんのために、モデルナと力を合わせることでオリシロ社の最大限の力を発揮できることを嬉しく思います」 と述べた。
 


モデルナ社について

モデルナは、2010年の創業から今日までの10年強の間に、メッセンジャーRNA(mRNA)分野の科学研究型企業から、現在は7つのモダリティにわたる多様なワクチンと治療薬の製品ならびに臨床開発段階のプログラムを有する企業へと発展した。モデルナはmRNAと脂質ナノ粒子製剤を含む幅広い知的財産ポートフォリオを構築し、最新の大規模製造設備では迅速な臨床開発と臨床使用を目的とした生産が可能である。モデルナでは国内外の様々な政府や企業との提携関係を継続しており、革新的な科学の進展と速やかな製造拡大の実現を可能にしています。最近では、これらモデルナの能力を結集した例として、新型コロナウイルス感染症拡大に対し、効果的なワクチンを早期に開発、承認取得に至ったことがあげられる。

モデルナのmRNAプラットフォームは、基礎および応用の研究・医薬デリバリー技術・製造においての継続的な進歩を目指して構築されており、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、循環器疾患、並びに自己免疫疾患のための治療薬とワクチンの創出を可能にしている。過去8年間、Science誌によりトップのバイオ医薬品企業として選出されている。詳細は、www.modernatx.com またはhttps://www.modernatx.com/ja-JPへ 


オリシロ社について

2018年12月に設立されたオリシロ社は、プラスミドDNAの無細胞合成および増幅技術の開発と商業化に注力し、遺伝子・細胞ベースの治療および合成生物学への応用を目指している。オリシロジェノミクス社の独自技術は、プラスミドDNAの研究、開発および製造に使用される強力なツールを提供することにより、先進的な治療および合成生物学の可能性を解き放ち、促進します。同社の所在地は東京である。詳細は www.oriciro.comへ


この資料は、モデルナ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)およびオリシロジェノミクス株式会社(東京)が2023年1月4日(米国東部時間)に発表したものを日本語に翻訳したもので、報道関係者の皆さまに参考資料として提供するものである。

参照:英語版は、https://www.modernatx.com

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