コニシ(4956)、長野県内で橋梁関連の工事などを手がける中信建設を買収

2023-01-24
コニシ株式会社(以下、コニシという)は、中信建設株式会社の株式を 100%取得し、 同社を子会社として、コニシグループに加わった。


株式の取得の理由

現在は、橋梁や道路、トンネルといった社会資本ストックや、ビル・マンションといった建築物ストックを、補修・ 改修し、より⾧く維持管理していく「ストックの延命」の 時代になっている。 コニシは、「ボンド事業」が取扱う土木建築物の補修・改 修に適した「接着剤・シーリング材」や、外壁補修・耐震補強・表面保護などの「ボンド補修工法」を、工事請負関 係会社で構成する「工事事業」で活用することにより、 人々が豊かで安心できる社会づくりにコニシグループ全体で貢献していくことが目的である。このように、「ボンド事業」と「工事事業」が連携することで、今後ますます需要の拡大が予想される橋梁や道 路、トンネルなどの社会資本ストックの⾧寿命化に貢献 できると考えており、コニシは、「工事事業」を成⾧戦略の 柱として強めていきたいと考えている。
また、「中信建設株式会社」は 1920 年に⾧野県で創業し、 100 年以上に渡り地域に根付いて土木建設工事業を営み、⾧ 野県内において、橋梁関連工事を始めとする幅広い施工分野 で実績を残してきた企業であることから、確かな技術と総合力を生かして、町のシンボルとして後世に残るような工事を手掛けることで、地域に不可欠な総合建築企業としての地位を築いている。「中信に『人』あり」を合言葉に、常に社員の人間力を高める努力を続け、多彩な工事から生じる難しい顧客ニーズに対し確かな技術で対応している。1952 年に中信建設が施工した「昭和橋」は土木学会選奨土木遺産に認定されるなど、有力な施工実績を残してきた企業となっている。

今回の株式取得により、コニシグループが有する営業ネットワークや、補修・改修・耐 震補強などのボンド補修工法を活用し、同社との連携を図ることで「工事事業」の更なる発展・成⾧につなげ、収益拡大を目指していく。


コニシ株式会社について

コニシの歩みは、1870 年創業の薬種商から始まり、その後、洋酒や工業用薬品の販売から 化学品を扱う商社として事業を拡大、1952 年には合成接着剤「ボンド」を開発するなど、 顧客の願い、社会の要望にお応えしながら「化学」を扱う企業へと変化してきた。 現在のコニシグループは、コニシおよび関係会社 19 社で構成され、合成接着剤「ボンド」 などを製造・販売するメーカーとしての「ボンド事業」、創業からの問屋業の流れを受け継ぎ化学品を扱う専門商社としての「化成品事業」、そして関係工事会社を中心に展開する社会インフラおよび建築ストック市場の維持・補修・改修を目的とした「工事事業」を主力事業として、更なる事業展開を図っている。 コニシは、継続的な利益創出と事業拡大を目的として、グループの連携強化、強い生産・物流体制の構築、また、研究開発のスピードアップを図り、コア事業の強化および周辺領域の 市場発掘と育成を進めているが、ここ数年では特に関係工事会社を中心に展開する「工事事業」を「ボンド」、「化成品」に次ぐ第三の柱と位置付け、事業の強化を推進している。

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