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オンライン賃貸プラットフォーム「エアドア」、プレシリーズAで1.5億円の資金調達を実施
これにより、物件数拡大に向けた管理会社との提携やカスタマーサポートの強化、システム開発を推進していく。
背景と目的
エアドアは、「不動産業界とユーザーにおける情報の非対称性をなくし、お部屋さがし・契約の新しいスタンダードを作る。」をビジョンに、2022年2月より、管理会社のデータベースの情報を直接掲載しリアルタイムでお部屋探しができる賃貸プラットフォーム「airdoor」を提供している。
これまでの不動産業界には、オンライン上だと成約済み物件(通称:おとり物件)が多く、ユーザーが物件を探す際に正しい情報が得られにくく、時間を無駄にしてしまうなどの課題があった。
「airdoor」は、管理会社のデータベースの情報を直接掲載することで、入居者の仲介手数料を抑えて物件を借りられる新しい賃貸サービスを提供している。物件は最新情報でおとり物件・重複物件なし、店舗に行くことなく契約までオンライン中心のプロセスで手続き可能である。
サービス開始から1年で、提携する管理会社は70社、管理戸数は140万戸を突破している。
物件数獲得とユーザーの成約が進んだことにより、情報の不正確性によるユーザーの部屋探しの課題が改めて深いことが分かった。
今回調達した資金は、物件数拡大に向けた管理会社との提携推進やカスタマーサポートの強化、不動産会社とのデータ連携システム強化・開発費に充てる予定である。
今後はさらに掲載情報のリアルタイム性を重視し、おとり物件がなく新規物件をいち早く確認できる、常に最新情報が載っているプラットフォームを運営することで、利便性が高く気軽なお引っ越しを叶える。
部屋探しについてのアンケート
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4割以上がおとり物件に遭ったことがあり、「時間の無駄」「不信感」と回答
2年以内に引っ越しをした東京都在住の20〜50代男女400人に「部屋探しについてのアンケート」を実施し、おとり物件に遭ったことがあるか尋ねたところ、4割以上が「ある」と回答した。
※部屋探しについてのアンケート:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000093950.html
・42歳男性:時間が無駄になり気分が悪かった。
・37歳男性:不動産会社に対する信頼感がなくなった。
・29歳女性:釣るような広告の仕方をしてると信頼にかけるなと感じる。
・45歳女性:かなり時間がないなか探していたので、無下にされて悔しかった。
従来の賃貸システムと「airdoor」の仕組みの違い
従来の賃貸の仕組みでは、管理会社の掲載する業者間サイトと仲介会社との間でシステムが分断されており、仲介会社へのシステム登録は手動更新が一般的です。そのためインターネット上におとり物件が多く存在するという問題が発生していました。おとり物件の取締りは厳格になされていますが、賃貸業界の構造上、成約済み物件に関しては1週間から2週間のタイムラグが発生することは、まだまだ一般的である。
また、既存の賃貸ポータルサイトでは、物件が重複して掲載されていることも多い。おとり物件や重複掲載があることで、ユーザーは部屋を探す際に正しい情報を得ることが難しい状況だった。
「airdoor」は管理会社のシステムと直接データ連携し、掲載するのは物件管理を行う「賃貸管理会社」だけに限定することで、おとり物件なし・重複なしで鮮度の高い情報を掲載できる仕組みを実現した。
現在、約70社(総管理戸数:140万部屋)の管理会社と提携している。
「プラウドフラット」「ザ・パークハビオ」「ブリリアイスト」「コンフォリア」など人気のマンションシリーズの物件も、最新の募集情報から探すことができる。
内見はオンラインで予約し、現地集合、現地解散、物件申込まで、オンライン中心のプロセスで手続き可能だ。
重要事項説明は、IT重説を利用し、ビデオ通話サービスにて実施する。
契約締結は、電子契約か郵送にて対応するため、不動産会社に足を運ぶ必要がない。
既存の賃貸サービスにおける仲介手数料は1ヶ月分が多く、 ユーザーにとって賃貸契約時の一つのハードルとなっていた。
「airdoor」は店舗を持たずオンライン中心のプロセスで効率化することにより、仲介手数料を抑えている。
会社名 :株式会社エアドア
所在地 :〒108−6022 東京都港区港南二丁目15番1号 品川インターシティA棟 22階
代表者 :代表取締役 鬼頭史到
事業内容 :賃貸メディアairdoorの運営
URL :https://airdoor.jp/
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