M&AキャピタルパートナーズにとってのM&A 2

M&AキャピタルパートナーズにとってのM&A 1

M&Aという解決策によって、企業をさらなる成長へと導く

Story1

step1

M&Aの
成立

出会い ~M&Aの検討段階~

研修・教育分野を中心に人材サービス事業を営む株式会社メイン様の案件は、M&Aが秘める可能性を感じさせるものだった。同案件を担当した倉岡政治は、その経緯をこう話す。

「担当したのは、創業30年を迎える人材サービス会社メイン様。女性社長であるオーナー様にお手紙を送付したところ、私の携帯電話にご連絡をいただき、ご面談の機会を頂きました。お話をお伺うと、後継者がいないことを以前から問題と考えており、事業承継に関するセミナーなどにも何度も参加されていたそうです。実は、当社が創業したばかりの頃から当社代表の中村とは面識があったそうで、当時から中村に対して誠実な印象をお持ち頂いていたそうです。『あの人の会社なら信頼できるのでは』と思いお電話を頂けたようです」

とはいえ、メイン様は業績も良く、内部留保もしっかりある。決して、早急にM&Aを検討したいといった様子ではなかったという。後継者に関する悩みはあったが、あくまで将来的な選択肢の1つとしての相談であった。

「中村の人柄を信頼してご連絡をいただいた。その信頼に応える仕事をしなければならないし、私自身が信頼されなければならないと考えました。そのため、最初の訪問では、当社やサービスの説明はもちろん、私が前職では何をしていて、なぜ今M&Aのアドバイザーをしているのか。どのような想いで仕事に向き合っているかを主にお話させて頂きました」

出会い ~M&Aの検討段階~イメージ
創業者にとって、会社は我が子のように思い入れのある存在である。

Story2

step2

M&Aの
成立

具体的検討期間1 ~企業評価や買手企業探し~

かつて取引銀行から株式上場の話もあったが、「上場することで誰が幸せになるのか」と考え、その道を選ばなかったこと。従業員や会社関係者の幸せを何よりも大切にしていること……。オーナー様から、さまざまなお話を伺い、倉岡はどうすれば同社の未来をより良いものにできるかを考えていった。

「オーナー様は経営者でありながら、自身がトップ営業としての役割も果たしていらっしゃいました。そのような中で、『今後も新しいビジネスをつくり、拡大し続けていけるのか?』という不安もあったと伺っていました。業績も良く、喫緊ではないけれど、M&Aによって、メイン様のさらなる成長をサポートできるのではないか。そう考えて、ご提案をさせて頂きました」会社と従業員の幸せを考え続けてきたオーナー様であるからこそ、決断は早かった。倉岡はその意向を受けて、企業評価・買手先企業のリストアップをスタートさせた。最も重視するポイントは、約30名の従業員と約120名の外部委託講師が活躍できる未来をつくること。だが、リストアップした買い手企業に納得していただくことはできなかった。

「教育、人材関係のニーズがある買手企業候補を検討しましたが、ご納得いただけませんでした。理由は、私自身がメイン様の事業や強みをしっかりと理解できていなかったから。それらを活かせる買手企業を探すことができなければ、従業員の皆様や外部パートナーの方々が活躍する未来はありません。そこで、メイン様を徹底的に理解し、その想いまでを受け止めることで、再度、メイン様にベストな選択肢を探そうと考えました」

企業評価や買手企業探しイメージ

Story3

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M&Aの
成立

具体的検討期間2 ~トップ面談・基本合意~

当初は難航した買手企業探しだが、解決の糸口は、思わぬところに存在した。まったく別のニーズを持っていたマーケティング会社様との面談の中で、店舗販売員向けの教育研修や、訪日外国人に対応した研修サービスなどを強化しているという情報を得たのだった。

「これは、メイン様にとってもベストなマッチングになる。そう考え、すぐに双方のオーナー様へお話を持ち掛けました。すると、すぐに『お会いしたい』という返事をいただき、トップ面談が実現したのです。お互いに好印象を持たれたようで、面談はスムーズに進みました」

こうして、プロジェクトは基本合意の調整段階へと進むことになった。基本合意とは経済面だけでなく、従業員の雇用や、売手企業側のオーナー様の処遇について大筋の合意を結ぶこと。倉岡はこのタイミングで、メインのオーナー様から1枚の用紙を手渡された。

「そこには、基本合意に盛り込んでほしいことが20項目ほど記入されていました。内容は、会社の存続や、従業員や会社関係者の発展・活躍についてのもの。いかにオーナー様が会社のことを、従業員の皆様のことを大切に思っているかが伝わる内容でした。『良いお相手だからこそ、お願いしたいことがある』。オーナー様の言葉の重みをしっかりと受け止め、受け取った手に力が入っていたことを覚えています」

トップ面談・基本合意イメージ

Story4

step4

M&Aの
成立

最終調整~買収監査・クロージング~

基本合意を無事に締結した後は、デューディリジェンス・買収監査の段階へと移行。これらは売手企業について買手企業が法務や会計、またビジネス面で調査を行うもの。幸いオーナー様のお姉さまが管理部長として経理等の細かな部分まで把握していたためスムーズに進めることが出来たが、当然ながらM&Aの話は従業員の誰にも話ができないため、オーナー様には大きな葛藤があったという。

「買収監査が終わり、株式譲渡契約書を締結した時点でM&Aが成立するのですが、この段階で初めて従業員に対しM&Aについて説明をすることになります。私はオーナー様を少しでも支えたいと思い、ご参考として従業員の皆様に向けたお手紙の文案を作成しました。今回のM&Aは、従業員の皆様の未来のために決断したこと。そして、会社関係者すべての方が活躍するためのM&Aであること。オーナー様の想いをしっかりと伝えられるように、オーナー様ならどんな言葉を使われるだろうとイメージしながら作成いたしました」

オーナー様が誰よりも会社を愛し、従業員の皆様を大切にしていることを知っていたからこそ、倉岡自身もその想いに応えていくことだけを考えて、本案件に臨んでいた。

「無事にM&Aが実現した後に、オーナー様から『中村社長の会社だからと思って依頼をしたけれど、お会いした社員の方すべてに誠実さを感じました。会社全体に誠実さが浸透しているのですね』というお言葉をいただきました。当社の行動指針には『他社と比べ群を抜く誠実さ』というフレーズがあり、私がこの会社に入社を決めた理由でもありましたから、本当にうれしかったですね。オーナー様のご期待に応えることができ、このような評価をいただけたことは、大きな自信になりました」

オーナー様は、M&A後も代表取締役として経営に参画。さらなる成長に向けてチャレンジを続けているのだそうだ。

最終調整イメージ