沖縄への想い、育ててくれたサッカー界へ恩返しのM&A-地域資本主義、“シンカ”をJリーグに-
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沖縄への想い、育ててくれたサッカー界へ恩返しのM&A -地域資本主義、“シンカ”をJリーグに-
沖縄への想い、育ててくれたサッカー界へ恩返しのM&A -地域資本主義、“シンカ”をJリーグに-
2026/04/27
MACPでは、自身の経歴や得意分野、バックボーンを活かして活躍しているメンバーが多くいます。前回「ライオン社長マガジン」でもご紹介したJリーグユース出身のM&Aアドバイザー企画の第2弾、自身のルーツであるサッカー界に恩返しとなったM&Aを通じ、沖縄への想いを実現し続けているM&Aアドバイザーの話をお伝えします。
2024年2月沖縄をはじめとする様々なメディアでとりあげられた沖縄唯一のプロサッカークラブである「FC琉球」と「カヤック」との面白パートナーシップ(資本業務提携)。
当時このM&A仲介を担当したのが、MACP沖縄担当の武富です。
M&A業界に入りサッカー界への恩返しを誓う
武富のバックボーンは、先日「ライオン社長マガジン」の通り、当時「黄金世代」と称された「浦和レッズユース」出身。中学・高校と一緒に闘っていた仲間が、Jリーガー・日本代表・海外へ羽ばたいていく姿を目の当たりにする中、自身は大学進学し、社会人となり、MACPに入社。様々な思いがある中ですが、いつかは“サッカー界への恩返し”を誓っていました。以下、武富のインタビューとなります。
ライオン社長マガジン:企業と文化 コラム
Jリーグユース史上最強チーム出身、銀行からM&A業界へ
「FC琉球」と「カヤック」との面白パートナーシップを支援、その先に…
MACP入社後、様々な企業の事業承継・M&Aを支援する中、いずれはJリーグクラブの支援をしたいと思っていたため、担当にさせていただきました。 担当となった後にオーナー様の「クラブに対する思い」「サポーターに対する思い」「沖縄県への思い」を詳しくヒアリングし、その想いを実現することが可能な神奈川県の面白コンテンツ制作を手掛ける面白法人カヤックを譲渡先に提案。オーナー様は、面白法人カヤックのクラブや沖縄経済の活性化にかける思いに心動かされ、2024年2月に「FC琉球」は面白法人カヤックへの譲渡をご決断されました。
現在、面白法人カヤックのもと、世界一「うむさん(面白い)」チームを目指し、沖縄でチーム運営を行い、DXの推進など様々な取り組みを行いながら高みを目指しています。
「FC琉球」の支援を進める中で、多くの沖縄の中小企業経営者の皆さまとお話し、その多くが事業承継問題を抱えながら相談先がないという相談を受けるようになりました。
成約事例インタビュー:それぞれの選択
世界一「うむさん」チームへ!J1、J2昇格を目指すプロサッカークラブのM&A
テレビ東京「その灯を消すな!」
面白法人「カヤック」がM&Aで沖縄創生~Jリーグ「FC琉球」をJ1へ~
「FC琉球」との出会いで芽生えた沖縄への想い
沖縄は、後継者不在率が60%以上と全国でも事業承継問題が深刻な地域のひとつです。
実際に沖縄の中小企業経営者の皆さまとお話をする中で、親族間のつながりが非常に強い地域ということもあり、株式の分散という事業承継における課題もわかりました。
「FC琉球」のM&A後の成長に寄り添うだけでなく、沖縄で事業承継問題を抱える地元企業のために、家族ともども沖縄県への移住を決意。地元企業のM&Aによる事業承継・事業成長を推進するとともに、沖縄県経済のさらなる活性化に向け、地元沖縄の島人として強力に支援を行っています。
自分自身の夢であったサッカー界への恩返しを果たすことができた“沖縄”の地に、今度は恩返しがしたいという想いが芽生えました。
沖縄での経営者の皆さまと関わり、人生の節目に支援する喜び
M&Aは売り手のオーナー様にとって、人生をかけて育ててきた会社を譲り渡す人生の節目となります。 MACPでは、M&Aを成約する当日に「M&A成約式」を開催します。成約式は、売り手のオーナー様がこれまで抱えてきた想いやそれを支えてきた家族が思いを語り、その思いを買い手企業様が受け止め、M&Aで一つになる両社が一歩を踏み出す大切なセレモニーです。その「M&A成約式」では、売り手オーナー様が、これまでの苦労や家族への感謝、大切に育ててきた会社を譲り渡すさみしさや経営という重責からの解放などから、涙を流す方もいらっしゃいます。私は、M&Aアドバイザーとして、そういったオーナー様の人生をかけた決断や節目を支援することにこの仕事のやりがいを感じています。特に沖縄のオーナー様は、沖縄経済に寄与する想いや責任感を持って経営を行っている方が多く、M&Aは重要なご決断となります。そういったオーナー様のご支援を行うことが私自身のやりがいとなっています。また、「FC琉球」のM&A後も、私は両社の取り組みを沖縄で見守ってきました。M&A後も「FC琉球」に残っていた前オーナー様のご退職にあたり、引退セレモニーが行われ、社員をはじめ多くの方に祝福されて引退される姿を見て感動し、沖縄のM&Aによる事業承継、事業成長をさらに強力に支援していきたいと思います。
浦和から沖縄へ、憧れの先輩と一緒に
2024年に「FC琉球」と関わらせていただき、最初のシーズンオフとなった矢先、驚きの出会いがありました。2025年シーズンから「FC琉球」に平川忠亮監督が就任しました。
平川監督といえば、大学から浦和一筋の運動力豊富なアウトサイドの選手として浦和初のJ1リーグ優勝に貢献、AFCチャンピオンズリーグも制するなど、当時ユースだった私たちにとって憧れの存在でした。実際に、トレーニングマッチでも同じピッチに立つ機会もあり、私が関わった2つのクラブで一緒になるということにとても深いご縁を感じています。さらに先日、琉球新報社様の企画で、スポーツと企業「引継ぎの本質」というテーマで対談させていただくことなりました。平川監督とは対談で、たくさんのことをお話させていただきましたが、最も印象に残っているのが、これまでの歴史や組織のDNAを尊重しながら、いかに独自のカラーを加え、次なる成長へとつなげるか、まさに私たちが手掛けている「事業承継」と本質が同じであることに驚きました。
組織の命運を分けるバトンタッチ。特別なシーズンである今期、FC琉球に目が離せません。
武富 尚紀 プロフィール
1990年生まれ。沖縄県浦添市在住。
大学入学前は、浦和レッズのユースに所属し、元サッカー日本代表の原口元気選手とともに、ユース全国制覇を達成。 青山学院大学法学部卒業後、みずほ銀行に入行し、主に上場・未上場企業への融資業務及び事業承継関連業務を中心に従事。当社入社後は、主に設備工事業界、スポーツ関連業界、ITソフトウェア業界の他に上場企業グループのカーブアウト案件に関しても複数の成約実績を重ねており、営業エリアとしては、九州・沖縄エリアを担当。 自身のサッカー経験を活かし沖縄県唯一のJリーグチームFC琉球OKINAWAのM&Aの支援したことをきっかけに、県内企業の事業承継問題や事業成長にフルコミットするため浦添市に家族とともに移住し、沖縄県の経済活性化に貢献するため県内企業のM&Aを支援している。
記事監修者
2021年M&Aキャピタルパートナーズ入社後は、広報責任者として、TV番組・CMなどのメディア戦略をはじめ広報業務全体を管掌、2024年より現職。
一般社団法人金融財政事情研究会認定M&Aシニアエキスパート
厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」M&Aアドバイザー担当
MACPグループ「地域共創プロジェクト」責任者
