「チームで勝つ」を実現する―提携支援部のマッチングがMACPの強みを最大化する
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「チームで勝つ」を実現する ―提携支援部のマッチングがMACPの強みを最大化する
「チームで勝つ」を実現する ―提携支援部のマッチングがMACPの強みを最大化する
2026/06/11
提携支援部 企業提携支援課 課長の渡邉 悠斗さんは、かつて甲子園に出場した元球児です。新卒で大手クレジット会社に就職し、法人営業として大企業を担当する中で、クライアントの企業がM&Aを介して成長する姿を目の当たりにします。この経験をきっかけにM&A業界に関心を持ち、M&A仲介大手を経て、当時MACPの提携支援部の初期メンバーとして2021年に入社しました。
今回は、渡邉さんの歩みとともに、提携支援部の業務内容や仕事にかける思いなどについて聞きました。
野球に捧げた日々が育んだ「チームで勝つ」という原体験
渡邉さんは学生時代、プロを目指して野球に打ち込んできました。そして、強豪チームで勝つことを追い続けた経験が、仕事観の根っこにあるといいます。
渡邉:
私は、小学校高学年から野球を始めて中学・高校は強豪校に進学し、甲子園にも出場しました。プロ野球選手を目指すなかで、自分が活躍できない悔しさを味わったこともあります。しかし、それ以上に強烈だったのは、チームで積み重ねてきた努力が負けた瞬間に途切れてしまう悔しさでした。それ以来、「チームが勝つために自分はどうあるべきか」を常に考えるようになりました。
両親の存在も、私の価値観に大きく影響しています。母はいつも自分のことを二の次にして私を支え、父は仕事を変えてまで私の挑戦を後押ししてくれました。両親の姿を通じて、表に立つことだけではなく、誰かの近くでその挑戦を支えることにも大きな価値があると考えるようになりました。私自身も、そのような存在でありたいと思っています。
京都外大西高校で甲子園に出場した際の写真
企業の成長戦略に惹かれてM&A業界へ
大学4年で野球生活を終えた渡邉さんは、新卒で大手クレジット会社に入社。法人営業として大企業を担当する中で、M&Aが企業成長の武器になり得ることを知りました。
渡邉:
担当した企業がM&Aを通じて企業規模を拡大する姿を目の当たりにしたことをきっかけに、M&A業界に興味を持ちました。そして、チームで動き、競争の中で成果を出す環境は、これまでの経験とも重なる部分があり、M&A業界で挑戦したいという思いが強まりました。
M&A業界について調べる中でMACPを知り、業界内での立ち位置などから特別な存在だと感じました。そしてMACPに応募しましたが、当時は未経験者を受け入れておらず、不合格に。しかし、業界への思いをあきらめきれず、大手仲介会社に転職しました。
前職では、M&Aアドバイザーとして2年半、譲渡企業(売り手側)への提案に従事しました。その中で上場企業と関わる機会があり、M&Aを軸にした成長戦略の立案や、潜在的なニーズを掘り起こしてM&Aを創出していく動きに、より強い魅力を感じるようになりました。
マッチング機能を担う提携支援部に入社
成長戦略の支援に注力したいと考えていた頃、MACPに「提携支援部」が新設されることを知った渡邉さんは、再チャレンジを決意します。
渡邉:
譲受企業(買い手側)の支援に注力したいと考えていたところ、MACPに提携支援部が新設され、採用を行っていることを知り、再挑戦しました。内定をいただいた際は、憧れていた環境に身を置ける期待と緊張が入り混じり、かつて憧れの高校への入学を控えた時や、甲子園での試合前日に感じた高揚感に近いものがありました。同時に、念願のMACPで、チームの一員として力を発揮したいという思いも一層強くなりました。
MACPの最大の特徴であり、武器の一つが、M&Aアドバイザー自らが経営者と向き合い、M&Aの可能性を丁寧にご提案していくアウトバウンド営業です。
M&Aをご希望される譲渡企業が増加する中で、譲受企業の選定や提案、意向確認といったマッチングフェーズにおいてもより高い専門性とサポート体制が求められるようになっていました。マッチングは成約可能性を左右する重要なプロセスであり、相応の工数と専門性が求められる領域です。そこで、M&Aアドバイザーがアウトバウンドやソーシングにより多くの時間を充てられる体制を整えながら、マッチングの質とスピードを高める部門として、提携支援部が立ち上がりました。
信頼を積み重ねポジションを確立
提携支援部は今やMACPにとって不可欠な存在ですが、立ち上げ当初には苦労もあったそうです。
渡邉:
提携支援部が創設される前は、M&Aアドバイザーが譲渡企業と譲受企業を一気通貫で担うことが当たり前だったため、マッチングフェーズを専門部門と連携しながら進めることについては、社内でも一定の抵抗感があったように思います。
そのため、まずは提携支援部の組織体制や役割を説明し、社内での認知を広げることから始めました。同時に、M&Aニーズのある譲受企業との接点を増やし、M&Aをご検討されている譲渡企業に合う譲受企業の候補先をM&Aアドバイザーへ提案することで、マッチングの実績を一つひとつ積み上げていきました。
また、並行して組織設計やインセンティブ設計といった部署の体制づくりにも取り組みました。受託案件数の増加に伴ってマッチング依頼件数も増え、採用活動も加速。現在は、私を含めて約15名が在籍しています。
企業やアドバイザーに価値を提供する
提携支援部のやりがいについて聞くと、渡邉さんは価値提供の幅を挙げます。
渡邉:
提携支援部の醍醐味は、譲渡企業・譲受企業はもちろん、社内のM&Aアドバイザーに対しても価値提供ができる点です。
MACPは、M&Aアドバイザーがソーシングからクロージングまでの一連のプロセスを一気通貫で担いつつ、各フェーズにおいて各領域の専門家たちがサポートする万全の体制が整っています。その中で、価値あるマッチングを提供することが、提携支援部の存在意義だと捉えています。
また、M&Aを通じた成長を考える譲受企業に対し、単純にM&Aをご希望の譲渡企業をご紹介するのではなく、具体的に想定されるシナジー効果を念頭に企業価値を向上させることができる譲渡企業との成長戦略を提案することも、提携支援部の大きな価値だと考えています。
私が大切にしているのは、一つひとつのM&Aに対して、どこまで考え抜けるかという姿勢です。マッチングにはスピードも求められますが、単に候補先を数多く提示するだけでは、本当に価値のある支援にはならないと考えています。AIの活用が進む中で、情報の整理や候補先の抽出はより効率化されていくと思います。だからこそ、私たち“人“であるM&Aアドバイザーが介在する価値は、M&Aに至った背景や経営者の想い、譲渡企業・譲受企業双方の将来像までを踏まえ、「なぜこの相手なのか」を考え抜き、納得感のあるご提案につなげることにあると感じています。
ご相談をいただくからには、譲渡企業・譲受企業双方にとって納得できるお相手であり、成長や企業価値の向上に資する提案を実現したい。その思いを大切にしながら、提携支援部としての価値をさらに高めるとともに、その考え方を組織の文化として根付かせていきたいと考えています。
「仕組み化」と「人が介在する価値」の両立で成果を追求
提携支援部が追求しているのは、お客さまをご成約に導くための効果的なマッチングを最大化することです。そのためには、個人の力と組織としての仕組みの両方が不可欠だと、渡邉さんは言います。
渡邉:
提携支援部のミッションは、ご成約につながる質の高いマッチングの機会を多く創出し、同時にご成約までの期間を少しでも短縮していくことです。M&Aにおいてマッチングは、譲渡企業・譲受企業双方の意思決定に大きく影響する重要なフェーズであり、スピードと精度の両方が求められます。
そのため、個々のスキルを磨くことはもちろんですが、チームとして再現性高く成果を出すための仕組みづくりも不可欠だと考えています。
そうした考えのもとで構築しているのが、提携先の金融機関から譲受企業をご紹介いただくBMP、Buyer Matching Platformです。BMPを通じて譲受企業との接点を広げることで、より多くの選択肢の中から最適なマッチングを実現し、成約可能性の向上と案件進行のスピードアップにつなげていくことが可能になります。
M&Aは人が介在する価値が大きい領域です。一方で、仕組みやプラットフォームを適切に活用することで、候補先の探索や提案の精度を高めることもできます。人の力と仕組みを適材適所で組み合わせることで、提携支援部として提供できる価値を最大化していきたいと考えています。
マッチングを起点にビッグディールへつなげる
譲受企業のネットワークを広げ、成長に最も適した譲渡企業をご提案する。その先に、譲受企業にとっての新たな価値を創出していく、MACPならではの取り組みがあると渡邉さんは語ります。
渡邉:
大手企業が成長戦略としてM&Aを検討する際、どれほど優れた戦略を描いても、実行につながらなければ意味がありません。M&A戦略を実現していくうえで、提携支援部は、各社の戦略に適した譲渡企業のご提案や、M&Aアドバイザー・IBカバレッジ部と連携したソーシングなど、まさに実行フェーズにあたる重要な役割を担っていると感じています。
以前は、大手企業に対してご提案を行う際、個別企業の紹介に留まり、企業の戦略や課題に深く踏み込むことが難しい場面もありました。
しかし、IBカバレッジ部が新設され、連携できる体制が整ったことで、企業の成長戦略や経営課題に対して、より深く入り込んだ「戦略的M&A」のご支援が可能になりました。
提携支援部としては、マッチングを軸に置きながらも、私たちが持つ譲受企業とのネットワークを起点に、企業価値向上を最大限意識し、より具体的な成長戦略を果たせるM&A機会の創出へとつなげていきたいと考えています。今後も他部署と連携しながら、将来的には大型案件の創出にもつながる取り組みを積み重ねていきたいです。
記事監修者
当社入社後は、M&Aを経験された経営者の方々への取材や各種講演会の企画立案など幅広く活動を行う。