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公正・公平を貫くM&A支援。 “譲渡オーナー”と“譲受企業”双方の想いを受け止める

公正・公平を貫くM&A支援。 “譲渡オーナー”と“譲受企業”双方の想いを受け止める 公正・公平を貫くM&A支援。 “譲渡オーナー”と“譲受企業”双方の想いを受け止める

2026/08/26

「営業が好き、新規開拓には特に魅力を感じてきた」と語るのは、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 企業情報部 主任の谷 淳平さん。後継者不足がとりわけ深刻な建設業を数多く担当してきました。頻繁に足を運んで希望を確かめながらも、決してオーナーの決断を急かさず、答えにたどり着くのをサポートします。そんな谷さんが、アドバイザーとしての成長を遂げるきっかけとなった建設業への支援の想いを聞きしました。

オーナーの記憶に残る一人でありたい

以前は銀行に勤務されていましたが、なぜM&A業界へ転職したのですか。

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 企業情報部 主任 谷 淳平(以下、谷):
営業が好きで、なかでも新規開拓ができる仕事に惹かれたからです。銀行では、お客様の側から問い合わせていただくことがほとんどで、こちらから新しく取引を持ちかける機会はあまりありませんでした。その点、M&Aの仲介は自分の動き方次第で、まだご縁のなかったオーナー様とも新たに出会うことができます。こうした新規開拓型の営業に強く惹かれました。

新規開拓でやりがいを感じるのはどのような部分ですか。

谷:
お会いしたオーナー様の人生に対して、わずかでも印象に残る存在になれることです。私から提供した情報がきっかけとなり、オーナー様に新たな気づきや意識の変化が生まれることがあります。必ずしも私の名前を覚えていただく必要はありません。ただ、「あのとき、出会った人から聞いた話で現在がある」などと感じてもらえたら、それで十分です。

特にM&Aはオーナー様が人生をかけて育ててきた会社を、他の誰かに託すという重大な決断が伴います。これほど大きな責任が生じる仕事は、なかなかありません。だからこそ、その大事な場面を任せていただけるアドバイザーでありたいと思います。

双方の気持ちを受け止めて公平・公正を大切にする

オーナー様と向き合う姿勢は、どのように培われたのでしょうか。

谷:
大きかったのは、業務の担当範囲が変わった経験です。M&Aの世界に入り最初に在籍した会社では、私は譲受企業だけを担当していました。一方でMACPは、譲渡オーナーと譲受企業の両方に同じ担当者がお会いし、双方の希望や想いを1人のアドバイザーが受け止めます。私にとっては、このMACPの進め方が合っていると思います。

というのも、かつて譲受企業だけを担当していたときは、オーナー様がどんな想いでいるのか、その温度感がどうしても伝わってこなかったからです。双方の熱意を把握できないまま話を進めることの難しさを感じていました。今は譲渡側と譲受側のいずれにも自分が出向き、表情を見て、直接言葉を聞くことで、それぞれが何を大切にしているのか、常に自分の目で確かめられます。

双方を受け持つと、M&Aのご成約までに1人の担当者が支援しなくてはならない業務量は増えますし、一方に偏ることなく双方に向き合わなくてはなりません。そういった難しさはありますが、公平、公正な姿勢を貫くことで、双方から安心して仲介を任せていただけるものだと感じています。

建設業のオーナーには恩義を強く感じる

これまで携わってきたご支援は、建設業が多いそうですね。

谷:
担当した半分以上は、建設業です。実は前職でも土木業や建設業を担当し、何件か成約までお手伝いした経験がありました。多少は知っている業界でなじみやすかったことから、MACP入社後も、自然とアプローチする企業の数が増えていきました。かといって建設業だけに限定しないようにしています。自ら門戸を狭める必要はありませんから。 

ただ結局、継続して建設業のオーナー様をお手伝いする機会が多いのでご縁があるのでしょう。振り返ると、私自身がアドバイザーとして建設業のオーナー様方に育てていただいたという感覚もあります。業界のニュースやトピックを収集し、オーナー様がどのように考え、悩んでいらっしゃるかを感じ取れるようになったのは、こうした経験のおかげです。

建設業のM&Aにおける特徴や難しさはどのように感じていますか。

谷:
そもそも建設業は、その地域のインフラを支えている企業がほとんどです。ただ、仕事の構造上さまざまな資格が必要なほか、重労働や資金繰りの苦労などといった課題も多くあります。こうした事情から、後継者不足の問題は、他の業種以上に根深い問題になっています。子息が継ぎたくない、または親御様が子どもには継がせたくないとお考えのケースも多いです。人材不足、後継者不足に悩まれているオーナー様の多さを痛感しています。

一方で建設業のトップは、地元で名の通った名士のような存在の方も多くいらっしゃいます。100年企業も珍しくない実績ある企業のトップに対しては、仮定の数字を並べ立てても響きません。そうしたオーナー様には、通い続けて少しずつ信頼を積み重ねていくアプローチがマッチしているように思います。

通い続けて、信頼を積み重ねるというプロセスは簡単ではないかと思います。

谷:
そうですね。貴重なお時間をいただくわけですから、少しでも役立つ情報をお持ちしたいという気持ちは大前提にあります。長期的にお付き合いいただけるようにすることがまず第一。「これからも情報を提供してくれるなら、次も会ってもいいかな」と思っていただけるように心がけています。初回で一番やってはいけないのは、マイナスの印象を残すこと。会社の価値算定やパートナー選びといったプロセスに進むのはそのあとです。

入社まもなくは、自分の提案次第でオーナー様の気持ちを動かせるのではないかと考えていた時期もありますが、一歩間違えば傲慢な振る舞いになりかねませんでした。自らの会社のM&Aというのは、オーナー様の人生において最も重い判断の一つです。ご自分ですでにM&Aの意志を固めているケースならともかく、一回二回会った程度の営業担当の提案を聞いただけで「M&Aはするつもりでなかったけれど、やっぱり譲渡しよう」と翻意する方は、まずいらっしゃいません。そうした気持ちを想像すれば、こちらの考えを押し付けようなどとは思えないのです。

好きな人生を歩むお手伝いがしたい

オーナー様からは、どのような言葉をかけられると嬉しいですか。

谷:
月並みですが「肩の荷を下ろすことができた」「自由になった」というお言葉ですね。建設業のオーナー様には「地域のため」「取引先や従業員のため」と、滅私奉公ではありませんが、自分のやりたいことを後回しにしてこられた方が本当に多いと感じます。だからこそ、M&Aを経て、自分のペースで人生を歩んでおられる姿を拝見するのが何よりも嬉しいです。

引き続き、会社と関わりを持つ方もいれば、若い年齢でもご勇退を希望され、自分が好きなことを始められた方もいらっしゃいます。そうした道を決めるのは、いつだってオーナー様ご自身です。私にできるのは、その決断を急かさず、待つこと。そのうえで、「あの人に相談してよかった」と、オーナー様の記憶に残る一人でありたい。これは、この仕事を始めたときから、ずっと変わらない想いです。

本来は押しの強いタイプのように見えますが、いかがですか。

谷:
その通りですね。根っから営業が好きですし、しっかり用意したご提案資料をもとに、本当は背中を押して差し上げたい気持ちになるのは事実ですが、ぐっと我慢しています。私がどうしたいかよりも、重要なのはオーナー様の歩幅に合わせることです。先を急がず、その方が納得のいく答えにたどり着くまで、隣を歩ける存在でいたいと思っています。

文:蒲原 雄介 写真:髙木菜乃 取材日:2026年6月18日

成約事例インタビュー:それぞれの選択

経営者がどのようにM&Aを決断したのかをインタビュー形式でご紹介します。

株式会社サンシン
取締役会長 山下 智史 様

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記事監修者

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広報室
武田 彩佳
新卒で地方放送局に入社し、アナウンサーとして番組・イベントの司会進行等に従事。
当社入社後は、M&Aを経験された経営者の方々への取材や各種講演会の企画立案など幅広く活動を行う。

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