M&Aは、譲渡する側・譲受する側どちらにも、重要な決断をしなければいけないタイミングが訪れます。しかし、M&A進行中は、ごく一部の関係者しかその詳細を知らず、重要な局面では経験豊富で信頼できる誠実なアドバイザーの存在が欠かせません。私はこれからも、誰よりも誠実で、お客様に寄り添える仲介者であり続け、M&A後には“良いM&Aだった”とお客様に思っていただける、「正しいM&A」を世の中に広めることができるアドバイザーになれるよう日々努力いたします。
企業情報部
坂口 健太Sakaguchi Kenta
慶應義塾大学卒業後、大手不動産デベロッパー会社に入社し、主にマンション開発事業・用地開発事業に従事。
ITエンジニア会社でのエンジニア経験を経て当社入社。主に、システム開発やSES、住宅不動産関連、建築業界のM&Aを中心に手掛ける。
前職では、マンション開発をメインとした大手デベロッパーで働いていました。
最大手にしかできない大規模開発にやりがいを感じながらも、「人々の想いを後世に繋いでいく仕事がしたい」と感じるようになり、転職を考える中でM&A仲介という職業を知りました。
オーナー様が命をかけてつくり上げた会社を後世に残していく、というM&A仲介の仕事は、自身が感じていた気持ちを体現する仕事だと思い挑戦することを決めました。いくつかM&A仲介の会社から内定をいただく中で、お客様に対して誠実であり「この人たちと一緒に働きたい」と強く感じる魅力的な人たちばかりだったMACPに入社をすることを決めました。
私が初成約で仲介させていただいたのは、関東でITのSES事業を営んでいる会社でした。
オーナー様はまだ40代、かつ足元の収益は過去最高益を記録するなど、とても堅調な経営をされていました。一方で、人材不足・多重下請けの構造等「仕事と人を中堅中小企業で取り合っている状態」であるというIT業界特有の課題に対して強く問題意識をお持ちでした。「自助努力では解決が難しい外部に起因する課題感」を解決し得る手段の一つとして、M&Aに関する情報収集をご検討いただきました。その過程で、さまざまな側面からお相手となり得る候補先様をご紹介し、複数社ご面談いただきました。最終的に、それらの課題を解決できるお相手とのマッチングに至り、①オーナー様②対象会社③お相手様の三方良しとなるM&Aのお手伝いができたと感じます。一部の方には依然としてマイナスのイメージを持たれているM&Aですが、別の会社とご一緒になることで、より強固な会社を未来に繋いでいく、という企業の成長を見越した戦略的なM&Aの在り方もあるということを、身を持って学ぶことが出来ました。成約後、初めてオーナー様と会食の機会を頂いた際、「坂口君ありがとう!」と握手を交わせた時の思い出は、今でも心に残っております。