お知らせ

経営者のファンドに対するイメージ調査を実施

2024-03-12

【変化する「ファンド」のイメージ】
約半数の経営者がファンドに対して「良い」イメージを持つ
企業の事業承継先候補として存在感が増すPEファンドについて
「知っている」と回答した人は2割弱と低い結果に

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(東京都中央区・代表取締役社長 中村悟)は、過去にM&Aを検討したことがある未上場企業の経営者103名を対象に、経営者のファンドに対するイメージ調査を実施しましたので、お知らせいたします。

経営者のファンドに対するイメージ調査
調査結果まとめ

今回は、過去にM&Aを検討したことがある未上場企業の経営者103名を対象に、経営者のファンドに対するイメージ調査を実施しました。

経営者の約半数が、「ファンド」に対するイメージは「良い」と回答しており、「M&Aの買い手のイメージ」(49.0%)や「専門知識・理論を持っているイメージ」(45.1%)、企業の価値向上を支援するイメージ(43.1%)などのポジティブなイメージを抱いているようです。一方で、「ファンド」に対するイメージが「悪い」経営者も36.0%おり、「お金儲けのイメージ」などのネガティブなイメージがあるようです。

また、近年、後継者不在企業の事業承継の譲渡先の選択肢の一つとして注目を集めている未公開(非上場)企業の株式に投資し成長させるPEファンドについて、知っている経営者は16.5%にとどまり、PEファンドの認知率がまだまだ低いことがわかりました。

■調査概要

  • 調査概要:経営者のファンドに対するイメージ調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2024年2月20日〜同年2月22日
  • 有効回答:過去にM&Aを検討したことがある未上場企業の経営者103名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

  1. 1 情報の出典元として「M&Aキャピタルパートナーズ株式会社」の名前を明記してください。
  2. 2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://www.ma-cp.com/

主な調査結果

■Q1. あなたの、「ファンド」に対するイメージを教えてください。

約半数が、「ファンド」に対するイメージは「良い」と回答

「Q1.あなたの、「ファンド」に対するイメージを教えてください。」(n=103)と質問したところ、「良い」が12.5%、「どちらかというと良い」が36.9%という回答となりました。

質問回答グラフ

■Q2. あなたが、ファンドに抱いているポジティブなイメージを教えてください。

ファンドに抱いているポジティブなイメージ、「M&Aの買い手のイメージ」が49.0%で最多

Q1で「良い」「どちらかというと良い」と回答した方に、「Q2.あなたが、ファンドに抱いているポジティブなイメージを教えてください。(複数回答)」(n=51)と質問したところ、「M&Aの買い手のイメージ」が49.0%、「専門知識・理論を持っているイメージ」が45.1%、「企業の価値向上を支援するイメージ」が43.1%という回答となりました。

質問回答グラフ

■Q3. ファンドに抱いているポジティブなイメージがあれば、自由に教えてください。

「企業価値をあげることに役立つ」や「プロフェッショナル集団」などのポジティブなイメージも

Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、ファンドに抱いているポジティブなイメージがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=50)と質問したところ、「企業価値をあげることに役立つ」や「プロフェッショナル集団というイメージ」など36の回答を得ることができました。

質問回答グラフ

■Q4. あなたが、ファンドに抱いているネガティブなイメージを教えてください。

ファンドに抱いているネガティブなイメージ、「お金儲けのイメージ」が67.6%で最多

Q1で「悪い」「どちらかというと悪い」と回答した方に、「Q4.あなたが、ファンドに抱いているネガティブなイメージを教えてください。(複数回答)」(n=37)と質問したところ、「お金儲けのイメージ」が67.6%、「敵対的買収(乗っ取り・ハゲタカ)・同意なき買収を行うイメージ」が32.4%、「何をしているかわからない・胡散臭いイメージ」が21.6%という回答となりました。

質問回答グラフ

■Q5. あなたは、PEファンドを知っていますか。

PEファンドについて、35.9%が「聞いたことがある」と回答

「Q5.PEファンドを知っていますか。」(n=103)と質問したところ、「知っている」が16.5%、「聞いたことがある」が35.9%という回答となりました。

質問回答グラフ

■M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 執行役員 企業情報部 部長 鈴木 康士 コメント

今回の調査で、かつて「乗っ取り」や「ハゲタカ」など、ネガティブなイメージを持たれていたファンドのイメージが良くなっていることが明らかになりました。近年、大手企業のグループ会社のM&Aによる切り離しなど事業再編が活発化する中、多くの大企業の事業再編における主役の一人としてファンドの存在感が高まってきています。その結果、今回の調査のような「企業の価値向上」や「企業の事業成長の加速」など、ファンドの正しい認知が高まってきていると言えます。

その中でも、近年注目されているのが、未公開株式への投資を行うPEファンドです。経営者の高齢化や高い後継者不在率による企業の事業承継問題の深刻化を背景に事業承継M&Aが増加する中、事業承継の選択肢の一つとしてPEファンドの存在感が高まってきているのです。2022年PEファンドによる事業承継M&Aの件数は過去最高となり、2023年の集計でも高い水準を維持しています。経済産業省も令和5年度補正予算にて、中小グループ化・事業再構築支援ファンド出資事業として120億円を計上し、中小企業基盤整備機構が出資したファンドによる中小企業の事業承継の支援が強化されるなど、今後、PEファンドによる事業承継がさらに加速することが予想されます。

一方、今回の調査では、PEファンドについて「知っている」と回答した経営者は16.5%とその認知度はまだまだ低いことが分かりました。PEファンドは、後継者不在企業の事業承継だけでなく、その資金力、経営ノウハウや優秀な経営者人材のコネクションなどを活用し、投資先企業の成長戦略を強力に支援し、中堅・中小企業の事業成長を加速させることができます。本調査の結果をきっかけに将来的な事業承継や事業成長の選択肢の一つとして、PEファンドについてより多くの経営者の皆様に知っていただければと思います。

鈴木 康士

執行役員 企業情報部 部長 鈴木 康士

1989年、千葉県生まれ。法人保険コンサルティング会社で、主に中堅中小企業のリスクマネジメント業務・オーナー経営者の相続対策業務に従事。2015年、M&Aキャピタルパートナーズに入社し、M&Aアドバイザリー業務に携わる。中堅・中小企業のPEファンドへの事業承継・事業成長のM&Aを多数支援。23年10月、現職に就任。

 

本リリースに関するお問い合わせ先
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
営業企画部 広報担当 TEL:03-6770-4305 Mail:pr@ma-cp.com
会社概要
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私たちが目指している”正しいM&A”とは、創業以来、お客さまのことを一番に考える
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「健全な日本経済の未来を実現するために“正しいM&A”をけん引していく」
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会社名 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
設立 2005年10月
代表者 代表取締役社長 中村 悟
所在地 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー36階
WEBページ https://www.ma-cp.com/