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2009-09-24
  キリンホールディングス <2503> と経営統合に向け交渉中のサントリーホールディングスは、投資ファンドThe Blackstone Group International Limited及びLion Capital LLPが所有する、フランスの清涼飲料メーカー「オレンジーナ・シュウェップス・グループ」(仏パリ)の株式の100%取得につき、両ファンドに対し、買収の確定的申し込みを行なったと発表した。

  これを受けて、「オレンジーナ・シュウェップス・グループ」は、買収契約締結前に実施が義務づけられている労働者評議会への通知及び協議の手続きを開始し、本手続きの終了後、最終的な買収契約の締結、買収金額は3000億円強で、11月までに譲渡を完了する見通しだ。

  「オレンジーナ・シュウェップス・グループ」の2008年度の売上高は1383億円で、フランス、スペイン、ポルトガルを中心に、売上を拡大している清涼飲料メーカーで、ロングセラーのフルーツ炭酸飲料「オレンジーナ」をはじめ、ヨーロッパ約20ヶ国での販売権を保有する「シュウェップス」や、果汁飲料「オアシス」「トリーナ」等、多様な商品ラインナップを展開し、各カテゴリーで確固たるポジションを獲得している。

  サントリーは、これまでヨーロッパにおいて、フランス・ボルドー地方の名門「シャトー ラグランジュ」をはじめ、フランスの伝統あるコニャックメーカー「ルイ・ロワイエ社」、また英国では、シングルモルトウイスキーの「モリソン・ボウモア社」等の経営を通じて、酒類ビジネスを中心に積極的に事業を展開してきたが、「オレンジーナ・シュウェップス・グループ」を買収することにより、ヨーロッパにおいて食品事業でも確固たる基盤を築き、更なる事業拡大を目指す。

  更に、オセアニアの「フルコアグループ」、東南アジアの「セレボス・パシフィック社」「Tipco F&B社」等を中心としたアジア・オセアニア地域とのシナジーを最大限図ることで、食品事業の成長を推進し、サントリーグループのグローバル戦略を加速させるとしている。


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