キリンＨＤ(２５０３)メルシャンを完全子会社化

　　キリンホールディングス <2503> とメルシャン <2536> は、２７日開催の両社取締役会において、キリンホールディングスを完全親会社、メルシャンを完全子会社とする株式交換契約を締結することを決議し、同日付で株式交換契約を締結した。１１月５日開催のメルシャンの臨時株主総会の決議での承認を受けて、１２月１日を効力発生日として行う予定だ。メルシャン株式は、１１月２６日付で上場廃止となる。（株式交換比率は、キリンホールディングス：メルシャン＝１：０．１４）

　　キリンは、０６年１２月にメルシャンを１株３７０円、買付代金２４，７９０百万円でＴＯＢにより子会社化（所有割合５０．１２％）していたが、直近は２期連続で営業赤字を計上、今年に入って水産資料事業部門での循環取引が発覚するなどしていた。キリンは、メルシャンを完全子会社化することで企業統治を強化し、グループ間の連携強化とシナジーの創出を図る。