M&Aニュース
M&Aニュースのイメージ

日立物流(9086)バンテックをTOB1株233,500円

2011-03-09
  日立製作所 <6501> 子会社の日立物流 <9086> は、バンテック <9382> の連結子会社化を目的として、同社の普通株式及び新株予約権を公開買付け(TOB)により取得する。みずほキャピタルパートナーズが運営するMBOファンドが保有する39.29%については、9日付で公開買付応募契約書を締結している。

  買付期間は3月10日から4月19日までの28営業日、買付価格は普通株式1株233,500円、新株予約権1個1円、買付代金は最大54,439百万円となる。

  本TOBは、上場廃止を企図したものではないが、買付予定株式数には上限を定めていないことから、バンテックの株式は上場廃止となる可能性がある。バンテックの取締役会は、本TOBに賛同意見を表明しているが、株主への応募については中立の立場を取っている。

  バンテックは、日産自動車 <7201> の物流子会社である旧バンテックと東急電鉄 <9005> 系の旧東急エアカーゴが05年3月に経営統合し、ロジスティックスで自動車部品物流に圧倒的な強みを持ち、航空・海上フォワーディングでは世界各地に拠点を拡大して企業向け国際物流を展開している。  

  物流業界では、内需に力強い回復が見込めない中、今後も国内貨物輸送の低迷が予想され、企業間競争の激化と共に、荷主企業からは、更なるグローバル化の進展や物流合理化への対応が求められるなど、今後も厳しい経営環境が続くことが想定される。

  両社の経営リソースを有効活用し、システム物流(3PL)及びグローバル事業でのシナジー創出を図る。日立物流は、2012年度の連結売上高5,000億円、連結営業利益250億円の達成に向けて、3PLの更なる強化と、グローバル事業展開を加速する。


M&Aへの疑問

M&Aへの疑問のイメージ

M&Aに関する疑問に市場統計や弊社実績情報から、分かりやすくお答えします。

業種別M&A動向

業種別M&A動向のイメージ

日本国内におけるM&Aの件数は近年増加傾向にあります。その背景には、企業を取り巻く環境の変化があります。

M&Aキャピタルパートナーズが
選ばれる理由

創業以来、売り手・買い手双方のお客様から頂戴する手数料は同一で、
実際の株式の取引額をそのまま報酬基準とする「株価レーマン方式」を採用しております。
弊社の頂戴する成功報酬の報酬率(手数料率)は、
M&A仲介業界の中でも「支払手数料率の低さNo.1」を誇っております。