ヤマトマテリアル <7620> は、マネジメント・バイアウト（ＭＢＯ）で非公開化を目指す。創業家一族がオーナーの森川企画が株式公開買付（ＴＯＢ）を実施する。ヤマト社の役員会は、ＴＯＢへの賛同意見表明と株主への応募推奨を決議した。ヤマト社は一連の手続を経て上場廃止となる。

　　買付期間は１０月２４日から１２月６日、買付価格は１株５８５円、買付代金は最大２，１７６，７９０，２６５円で、森川企画はＴＯＢ成立を条件として、みずほ銀行 <8411> から２，４２７百万円の買収ローンを受ける。

　　非公開化により経営の機動性と柔軟性を高め、抜本的な構造改革の実行による中長期的な企業価値向上を目指す。エクイティ・ファイナンスによる資本市場からの資金調達の必要性がなく、今後の上場維持コストの増大なども非公開化の理由としている。