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2012-02-20
  スターキャット・ケーブルネットワーク <4339> の取締役会は、コミュニティネットワークセンター(CNC、名古屋市)による公開買付け(TOB)に賛同意見表明と株主への応募推奨並びに資本業務提携契約の締結を決議した。サービス対象エリアの補完性が高く、効率的な業務運営に加え、設備やシステム統合によるコスト削減を見込む。

  買付期間は2月21日から3月22日、買付価格は普通株式1株79,300円、新株予約権1個1円、買付代金は最大5,435,539,200円で、TOB成立後、一連の手続を経てスターキャットの株式は上場廃止となる。

  両社はともに中部電力系のシーテック <9502> が筆頭株主で、東海地区において隣接する地域をサービスエリアとするケーブルテレビ事業者としてISP事業などで協業関係にあった。また、CNCは、国内3位のMSO(ケーブルテレビ局の統括運営会社)で、トヨタ自動車 <7203> やKDDI <9433> 、三菱東京UFJ銀行 <8306> なども出資している。

  少子高齢化の進展やユーザーのテレビ視聴スタイルの変化等の構造的な問題に加えて、従来からの放送と通信の融合の流れが加速度的に進行する中で、大手通信業者等の他事業者との競合の激化により解約増加やARPU(加入世帯当たりの売上高)下落に対する圧力が強まっているほか、アナログ放送の終了と地上デジタル放送への移行に伴う解約世帯の増加、事業の競争力の維持やネットワーク技術の革新への対応に伴い必要となる設備やシステムへの投資負担の増加等、ケーブルテレビ業界を取り巻く事業環境は厳しい状況が継続すると予想されている。両社のシナジーを最大限に発揮し、地域密着での競争力の強化を図る。


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