マツモトキヨシホールディングス <3088> は、ダルマ薬局（宮城県仙台市）の全株式を取得し、５月を目処に子会社化する。

　　ダルマ薬局は、１９４６年の創業で、宮城県を中心に東北地域で６２店舗のドラッグストア・調剤薬局を展開し、ダルマ子のイメージキャラクターで高いブランド力と信用を獲得している。マツキヨは、東北地域での「ダルマ薬局」ブランドと店舗網を活用することで事業スピードを加速し、エリアドミナント化の推進とシェア拡大が見込めると判断した。

　　ドラッグストア業界においては、同業他社の積極的な出店や改正薬事法の施行以降、他業種からの参入や価格競争の激化など、経営を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。小商圏化する市場への対応として、競合対策と各地域における競争優位性を確保すべくドミナント戦略を推進するとともに、事業規模の拡大と企業価値の向上を目的とした直営店の新規出店、フランチャイズ事業とＭ＆Ａに注力する。