人材派遣業界３位のパソナグループ <2168> は、伊藤忠商事 <8001> グループのキャプランの全株式取得し、３月２８日を目処に完全子会社化する。同社株主の東京センチュリーリース <8439> やみずほコーポレート銀行 <8411> らも本件譲渡に応じたため。

　　キャプランは、伊藤忠およびＪＡＬのグループをはじめ、商社・メーカー・流通など大手企業を中心とした幅広い顧客層に総合人材サービスを提供しており、貿易事務など商社系インハウスとしての強みに加えて、航空･旅行業務など、様々な専門分野に精通した人材を多数有し、コミュニケーション・マナー研修などの運営やキャリア開発支援も行っている。

　　パソナは、同社の子会社化により、顧客層の拡大を図り、テクニカル分野の人材派遣を強化するのみならず、ＩＴを活用した人材ソリューションにも取り組み、教育研修においてもシナジー効果を高めて研修メニューの多様化や品質の向上を図る。