橋梁・鉄構老舗のサクラダ <5917> は、１１月２７日付で東京地裁に破産手続開始を申請し、同日付で破産手続開始決定を受理した。負債総額約２６億９千万円。１２月１２日付で上場廃止となる。

　　昨今の公共事業費の削減と受注競争激化による業績低迷に加え、欧州経済危機などの影響もあり業績が悪化、資産売却による運転資金の調達や経費削減を進めていたが、１２年１１月末日を期日とする決済資金の資金繰りの目処がつかず、自力での事業継続を断念した。

　　なお、非連結子会社のサクラダライフと関連会社のトーヨーテクニカは、いずれも破産手続、民事再生手続・会社更生手続等の申請はしていない。