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2013-03-18
  三菱商事 <8058> は、食品化学事業を展開するキリン協和フーズ(KKF社)の全株式を取得する。キリンホールディングス <2503> から13年7月と15年1月の2回に分けて、305億円で譲受ける。

  KKF社は、酵母エキス・アミノ酸調味料・核酸系調味料・醸造調味料などの高品質な調味料素材や製パン資材など食感改良のための食品素材を大手加工食品メーカーや中食・外食チェーン等へ提供する国内トップクラスのメーカーで、海外にも製造拠点(中国・インドネシア)を保有している。

  世界の食品素材・添加物の市場規模は約12兆円と想定され、中国・アジア諸国の経済成長による加工食品産業の規模拡大を追い風に、今後も高い成長が期待され、特に酵母エキスは市場が急速に拡大している調味料素材で、持続的な成長を見込む。

  三菱商事では、「化学」や「技術」の力と商社のネットワークを活用して食品化学事業を軸とするライフサイエンス事業を強化するために、11年4月「ライフサイエンス本部」を設立、12年11月には、同本部主管の完全子会社の三菱商事ライフサイエンスを新設し、傘下に三菱商事フードテック(甘味料事業、調味料事業)と興人ライフサイエンス(発酵事業・調味料素材事業)の2社を集約している。

  KKF社の買収により、同社を中核事業会社としながらグループ各社に蓄積された食品素材の開発技術を結集させ、強い味覚素材の開発技術力を軸に、世界各地域の食品加工、外食・中食、ヘルスケア向けに、より高度な顧客ニーズに応えられるビジネスを展開し、世界のリーディングカンパニーと肩を並べる事業グループを目指す。


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