NTT西日本グループが、EVによるカーシェアリングサービス等提供のREXEVと資本・業務提携
背景と目的
現在、我が国では、「2035年までに乗用車の新車販売で電動車100%を実現する」という方針を定め※1、電動車の普及に向けた取り組みが進められている。また、大容量の蓄電池が搭載されるEVは、天候などにより発電量が大きく変動する太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及拡大に向け重要である需給調整力としての活用が期待されている。
その一方、EVはガソリン車に比べて導入コストが高く、走行距離に制約があるなどの課題があり、普及は限定的となっています。EVの普及に向けては、EVのモビリティおよび蓄電池としての価値を最大化し、より利便性の高い利用環境を実現することにより、自治体や企業法人、あるいは、個人にとっての導入メリットを向上していくことが必要だ。
このような背景から、NTT西日本グループでは、地域社会のカーボンニュートラル推進に向けた重要な取り組みの一つとして、EVの普及拡大に広く貢献するソリューションの提供を目指している。そして、このソリューションを早期に開発・展開していくことを目的とし、EVマネジメントに関する先駆的技術を有するREXEVへの出資、および、同社との業務提携契約を締結した。
- ※1 経済産業省「2050年カーボンニュートラルに伴う グリーン成長戦略」
本提携の概要
NTT西日本グループでは、NTTグループ各社と連携し、地域社会のカーボンニュートラル推進に取り組んでいる。この一環として、お客さまのEV導入時における諸課題を総合的に解決することでEVシフトを支援し、温室効果ガスの削減へ貢献していくソリューションの開発を進めてきた。このソリューションの実現に向け、EVを“モビリティ”と“蓄電池”の価値を統合して管理する新たなエネルギーマネジメントの技術システムを有するREXEVと業務提携し協業を進めていく。具体的には、NTT西日本グループの再生可能エネルギーとICTを統合した総合コンサルティングと、REXEVのEVエネルギーマネジメントに関する技術システムを組み合わせることにより、再生可能エネルギーとEVの普及を促進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する各種ソリューションを共創していく。