失語症回復医療機器開発のGhoonutsが、京都市スタートアップ支援2号投資事業有限責任組合等から資金調達を実施
経頭蓋電気刺激を搭載したデバイス開発を進め、日常生活のあらゆるパフォーマンスの向上を実現させる。特に今後は、本ラウンドを契機として、失語症回復の研究開発を進めて行く。
これまでの取り組み
Ghoonutsは2020年8月に京都で創業した会社で、脳を外側から微弱な電気で刺激する経頭蓋電気刺激技術を活用した研究開発型のスタートアップであり、この経頭蓋電気刺激技術を中心技術として、人々の日常の作業パフォーマンス向上を目指して研究開発を進めてきた。
研究開発を通して、いくつかのサービスは具体的な事業化フェイズへ進む。今後は当初より目指していた医療分野への参入を進めて行く。今回はその起点として資金調達を実施した。
これからの取り組み:脳卒中後の失語症の回復を目的とした研究開発をスタート
Ghoonutsは今後、この経頭蓋電気刺激技術を中心技術として、失語症の回復を促進するための研究開発を進めて行きます。研究開発を通して得ることができた研究成果を医療機器として展開していくことを目指す。
失語症は脳卒中後などに後遺症として残る症状の1つであり、高次脳機能障害の一種です。大脳にある言語を司る領域が脳卒中などにより障害されることにより、「話す」「聞く」「読む」「書く」に関する能力が低下しますが、表出する症状や程度は人によって異なる。
今回の資金調達を通して、失語症治療の研究開発を加速させることで、より多くの失語症患者さんが使用することができる治療効果の高い医療機器をお届けすることを目指していく。