住友商事とSpinLaunch、革新的宇宙打ち上げ技術でパートナーシップを締結

住友商事は、米国カリフォルニア州に拠点を持つ宇宙打ち上げスタートアップ、SpinLaunchとのパートナーシップ契約を締結し、日本向け代理店権を獲得。この動きは、低コストでサステナブルな宇宙打ち上げ技術の提供を目指すもので、両社は日本の通信事業者や官公庁と協力して、宇宙利用のさらなる促進を目指します。

住友商事とSpinLaunchがパートナーシップ契約締結

住友商事とSpinLaunchは、宇宙への打ち上げ技術の日本向け代理店権に関するパートナーシップ契約を締結し、住友商事がSpinLaunchに出資した。両社は、低コストの打ち上げ能力の提供を通じて、日本国内の通信事業者や官公庁への宇宙利用促進を目指す。

革新的な打ち上げ技術で環境にもやさしい宇宙へのアクセス

通信やGPSの需要が高まる中、低軌道衛星を中心とした宇宙市場が拡大しているが、打ち上げ能力の提供が追い付いていない。SpinLaunchは、電動式の円形回転装置により物体を宇宙へ打ち上げる技術の開発を行っており、燃料コストや二酸化炭素を削減した低コストの打ち上げが可能である。
住友商事は、これまでの宇宙関連事業で安全保障含めた宇宙の利活用拡大に貢献してきた。今後も、SpinLaunchなどの新技術を社会実装するスタートアップへの投資を通じて、宇宙利用を促進し、豊かさと夢のある社会の実現を目指す。本契約は、低コストでサステナブルな宇宙ソリューションの提供を通じて、日本国内外の官民宇宙事業を発展させることを目標とするものである。