テラドローン、持続可能な農業実現への一環としてAvirtech買収、インドネシア・マレーシアで事業展開

Avirtechの買収と新法人設立

テラドローンは、子会社Terra Drone Indonesiaを通じてドローン農薬散布事業のリーディングカンパニーであるAvirtechの事業を買収。さらに、マレーシアでの事業展開のため新法人Terra Drone Agriを設立。これによりグローバルで持続可能な農業の実現を目指し、空のインフラ構築を加速させる。

背景と目的

インドネシアとマレーシアはパーム油生産の主要地域であるが、環境や労働問題など深刻な課題を抱えている。Avirtechは、ドローンを用いたパーム油農園の農薬散布事業で世界初の高精度散布技術を持ち、労働力不足や作業員の安全対策、生産性向上に貢献。テラドローンはこれらの事業を通じて、インドネシア・マレーシアでの精密な作物管理や高効率な生産手法を実現する。

今後の展望

テラドローンはインドネシア・マレーシアでのドローンを活用した農薬散布事業の拡大を最優先に実施。特に効率的なパーム油の栽培支援に注力し、持続可能な農業の実現を目指す。また、環境への影響を抑え、農業労働者の負荷軽減に取り組むことで、ESG投資の観点からも価値提供が期待される。さらに、日本を含む海外での事業展開も検討し、ドローン技術で農業の未来を形成していく考えである。