三菱UFJキャピタル、非アルコール性脂肪肝炎治療薬開発のヘパリスファーマに出資
三菱UFJキャピタル、ヘパリスファーマに出資
三菱UFJキャピタル株式会社は、ファンド(三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合)を通じて、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の治療薬候補の開発を手掛けるヘパリスファーマ株式会社に出資すると発表した。
ヘパリスファーマのNASH治療薬候補、Lanifibranor
ヘパリスファーマは、フランスのバイオ医薬品企業Inventiva S.A.が開発したNASH治療薬候補Lanifibranorの日本および韓国でのライセンス権を取得し、開発を進めている。日本では約400万人がNASHの患者と推定されており、現在国内外で承認された治療薬は存在しない。Lanifibranorは、NASH患者における海外のPhaseⅡ試験で有効性が確認されており、今後は日本人に対する安全性・有効性の確認と承認取得を目指す。
投資手法により、創薬ベンチャーエコシステムを活性化
三菱UFJキャピタルは、この投資手法が、日本の課題であるドラッグラグを解決する有効な戦略であり、日本の創薬ベンチャーエコシステムを活性化するものだと考えている。そのため、多様な医薬品開発スキームを活用した投資に積極的に関わっていく方針である。