リアルテックホールディングス、超高純度水素精製システムの開発スタートアップへ出資
リアルテックファンド、ハイドロネクストへ出資
リアルテックホールディングスが運営するリアルテックファンドは、超高純度水素精製システムを開発するディープテックスタートアップ・ハイドロネクストへ投資を実施した。ハイドロネクストは調達資金を使用して、超高純度水素精製装置のスケールアップや未利用ガスを活用した水素精製システムの確立などを進める予定である。
ハイドロネクストの新たな水素精製手法
ハイドロネクストは、バナジウム金属膜を活用した水素精製装置を開発しており、これにより超高純度な水素を低コストで精製できることが可能となる。また、既存の水素精製方法では抽出できない未利用ガスからの水素精製が可能となり、効率的なエネルギー循環のシステム確立に貢献できる。
資金調達の目的と使途
ハイドロネクストは、複数企業との共同研究を通じて、分離膜技術を利用した水素精製装置の社会実装を進める。また、精製量が課題であった水素精製装置をスケールアップするために、新しいモジュールの開発も進めることとなっている。