Thinker、2.3億円調達で次世代ロボットハンド開発加速
資金調達の背景
大阪府大阪市を拠点とする株式会社Thinkerは、近接覚センサーを活用し指先で考えてつかむ次世代型ロボットハンドの開発を目指している。同社は、OUVCやSMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルなどを引受先とした第三者割当増資および日本政策金融公庫からの新型コロナ対策資本性劣後ローンにより、総額2.3億円の資金調達を実施した。
近接覚センサー技術の特徴
近接覚センサーは、ロボットハンド領域の死角を克服できる画期的な技術である。株式会社Thinkerでは、創業からの短期間で商品化・量産化を達成した。今回の資金調達により、さらなる用途開発に取り組むほか、柔軟機構と組み合わせたロボットハンドの開発にも注力する。ショールームの整備やデモ機の拡充、営業人材の採用などにも積極的に取り組む予定である。
投資家からの期待
OUVC、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルなど投資家からのコメントでは、近接覚センサーの技術が高く評価されており、「ロボティクスの最後の砦」とされるロボットマニピュレーションに革新的な進歩をもたらすことが期待されている。