オートノマス、製造業の手戻り低減を支援するエンジニアリング事業拡大に向け、総額約0.6億円を資金調達
資金調達の背景と目的
株式会社オートノマスは、労働力不足解消やエネルギー効率向上などの社会課題解決を目指し、組織のデジタル技術活用を支援するコンサルティング企業である。製造業のDX・スマート化需要を受け、製造現場における自動化の検討をバーチャルコミッショニングにより支援するエンジニアリング事業を強化するため、資金調達を行った。今回の資金調達を通して、ITおよび工場自動化(FA)技術者の採用を加速し、バーチャルコミッショニングサービスを提供するための体制を強化する。
バーチャルコミッショニングの活用
バーチャルコミッショニングは、デジタル上の仮想環境で自動化設備の動作検証を行う手法である。自動化設備の立ち上げ時の手戻り低減や立ち上げ期間の短縮に寄与する。オートノマスは、バーチャルコミッショニングを活用した、産業用ロボットシステムや自動化設備を提供・導入する企業に対し、デジタルツインによる生産性・動作検証などの支援を行うエンジニアリング体制を構築する。
今後の展望
今回の資金調達により、オートノマスは組織の生産性向上のための業務オペレーション設計から、デジタルエンジニアリングによる仮想環境での設計実装まで、幅広く経営と現場を繋げ、クライアントの業務プロセス変革を支援し、設計効率の向上や製造段階の手戻り低減に寄与するサービスを提供することが目標である。