JVCケンウッド、中国子会社SKEの全出資持分売却決定
中国子会社SKEの持分譲渡決定
株式会社JVCケンウッドは、2023年10月20日付で、中国子会社であるShanghai Kenwood Electronics Co.,Ltd.(以下、「SKE」)の全出資持分を譲渡する売買契約を締結したことを発表した。SKEは2023年9月末をもって事業活動を終了し、今回の売却が実施されることで、同社はJVCケンウッドの特定子会社から除外される予定である。
持分譲渡の背景と目的
JVCケンウッドは、ものづくり改革における生産グランドデザインの一環として、グローバルでの生産拠点の最適化を検討しており、今回の持分譲渡はその一環となる。今後、SKEの主要生産品目は、JVCケンウッドグループ内の他の生産拠点に移管され、生産が継続される。
今後の展望と影響
JVCケンウッドは、持分譲渡完了に向けて諸手続きを進める予定である。また、中期経営計画「VISION 2025」に基づき、生産拠点における自動化推進、地政学リスクや為替リスクを回避する消費地生産などを軸に、事業体質の強化を目指していく。本持分譲渡によるJVCケンウッド連結業績への影響は現時点では確定しておらず、今後開示すべき事象が発生した場合には速やかに情報開示がなされる予定。