セブン&アイ・ホールディングス<3382>、食品スーパー・専門店事業を分割しベインキャピタルへ譲渡
セブン&アイ・ホールディングス<3382>、食品スーパー・専門店事業を分割しベインキャピタルへ譲渡
株式会社セブン&アイ・ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井阪 隆一<3382>)は、2025年3月6日、ベインキャピタルが設立する株式会社BCJ-95(SPC①)の完全子会社である株式会社BCJ-96(SPC②)に対し、株式会社ヨーク・ホールディングス(本社:東京都千代田区)を含む食品スーパーマーケット・専門店事業を吸収分割の方法で承継させることを決議しました。
本取引により、セブン&アイは当該事業を統括する子会社29社(連結子会社22社・持分法適用会社7社)の管理機能をベインキャピタル側に譲渡します。対価は8,147億円(見込み)で、取引完了後の株式保有比率はセブン&アイ35.07%、ベインキャピタル60.00%、創業家4.93%となる予定です。
本件は、セブン&アイが進めるグループ構造の最適化の一環であり、食品スーパー・専門店事業の成長戦略を強化するために実施されます。セブン&アイは戦略的パートナーの選定を進め、ベインキャピタルが持つ小売・消費財分野の投資実績と資金力を活用することで、事業の持続的成長を図る考えです。
ベインキャピタルは、SST事業グループの収益構造の最適化や不動産の有効活用を進め、将来的なIPOを目指します。一方、セブン&アイは、本取引による資金を活用し、大規模な自己株式取得を実施し、コンビニエンスストア事業を中心とした成長戦略を加速させる方針です。