染毛剤最大手のホーユー（愛知県名古屋）は、２４日、アドバンテッジパートナーズ（東京都港区）、ＭＫＳパートナーズ（東京都千代田区）、ユニゾン・キャピタル（東京都千代田区）の３ファンドが保有するクラシエホールディングス（東京都港区）、クラシエホームプロダクツ（東京都港区）、クラシエ製薬（東京都港区）、及びクラシエフーズ（東京都港区）の発行済普通株式のうち６０％を取得する株式譲渡契約を締結した。残り４０％についても３年以内に取得する方針。１８日に株式譲渡契約を締結し、３０日が株券引渡期日としている。

　　ホーユーは、一般消費者用ヘアカラーで国内シェア約４０％を占めるトップメーカーだが、現状の一般消費者用及び業務用ヘアカラー市場は成熟期に入っており、これまで製品ラインナップの拡充等による更なる事業成長の機会を模索しており、新たな成長機会を獲得するためにも、技術面、生産面、営業面それぞれに高い実力を備えたクラシエグループと共に事業を展開することで、バリューチェーンの共同利用やマーケティング活動の協働による成長機会の拡大、薬品・食品事業におけるシナジー効果の創出を見込む。