東邦ＨＤ(８１２９)アスカムを簡易株式交換で完全子会社化

　　医薬品卸大手の東邦ホールディングス <8129> は、１１日、東邦ホールディングスを完全親会社、アスカム（宮城県仙台市）を完全子会社とする株式交換契約書を締結した。本株式交換の効力発生日は来年２月１日で、アスカムを完全子会社の東邦薬品の完全子会社にする予定。（株式交換比率は、東邦ホールディングス：アスカム＝１：１．２３９）

　　アスカムは、東北地方５県（青森・岩手・宮城・山形・福島）および茨城県を商圏とする医薬品卸業と調剤薬局事業を営む企業で、両社は２０００年に業務提携を行い、「共創未来グループ」の一員として、仕入れの共同化と営業活動の連携およびコンピュータの共同利用を図ってきた。

　　アスカムの営業基盤における共創未来グループの経営資源の効率的活用により、一層の営業力強化とグループ価値最大化を図ることができるものと判断し、株式交換による経営統合を実施する。両社は、主に仕入、物流、営業等においてシナジーを追求する考えだ。