アルデプロ <8925> は、２日、事業再生実務家協会に対して、事業再生ＡＤＲ手続利用についての申請を行い、同日受理され、同日付で、全取引金融機関（５２社、借入残高合計約４１５億円）に対して一時停止の通知書（借入金元本と利息の返済一時停止等）を送付したと発表した。

　　同社は、米国発サブプライムローン問題以降の不動産市況の悪化を受け資金繰りが急速に悪化、０９年７月末までに約１９５億円の債務超過となっており、東証マザーズへの上場維持には１０年７月期末までに債務超過を解消する必要があり、今後の事業再生に向けた強固な収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を図る必要があると判断したため。

　　今後の債権者会議において、取引金融機関に対して返済の一時停止や、上場維持を前提とした債務の株式化（デット・エクイティ・スワップ）等の支援を要請する予定で、６月２９日開催予定の第３回債権者会議において、事業再生計画案の決議を目指すとしている。