2006-09-08
東京証券取引所は8日、昨年末に起きたみずほ証券によるジェイコム株の誤発注で同証券から求められた404億円の損害賠償支払いを拒否することを正式に決めた。みずほ証券は支払いがなければ訴訟など法的措置に踏み切る方針。誤発注問題は東証と証券会社との初の法廷闘争に発展する見通しとなった。
東証はみずほ証券から15日までに賠償金を支払うよう求められていた。これに対し東証は8日付で請求を拒否する内容の解答書を送付した。
ジェイコム株の誤発注は東証のシステム不具合でみずほ証券の注文取り消しに手間取り、損失が膨らんだ。みずほ側は損失のほぼ全額相当の賠償を請求したが、東証は「損害賠償が必要な重大な過失はない」と主張している。
東証はみずほ証券から15日までに賠償金を支払うよう求められていた。これに対し東証は8日付で請求を拒否する内容の解答書を送付した。
ジェイコム株の誤発注は東証のシステム不具合でみずほ証券の注文取り消しに手間取り、損失が膨らんだ。みずほ側は損失のほぼ全額相当の賠償を請求したが、東証は「損害賠償が必要な重大な過失はない」と主張している。