日本電気（ＮＥＣ） <6701> は、ＥＲＰ最大手の独ＳＡＰ社との新たな協業に合意し、ＥＲＰパッケージソフト「ＳＡＰ　ＥＲＰ」の機能をクラウドサービス形式で顧客企業に提供を開始する。

　　ＮＥＣは、世界展開を図るクラウド指向データセンタ（ＣＯＤＣ）における企業等の基幹領域のアプリケーションソフトウェアとして「ＳＡＰ　ＥＲＰ」を採用し、同機能をクラウドサービスとして月額利用料方式で提供する。ＮＥＣは、ＳＡＰ社のクラウドサービスの最初のパートナーとなり、同時に、同社サービス提供拠点となるデータセンタの認定を、日本ベンダーとして初めて取得した。

　　ＮＥＣは、日系企業の各拠点に対して、経理領域から同クラウドサービスの提供を開始し、他地域の企業やサービスラインナップを順次拡大していく方針だ。