ビック東海 <2306> は、ＣＡＴＶ事業展開のドリームウェーブ静岡（静岡市）の株式を取得することに関し、鈴与ホールディングス及び鈴与グループ各社含め、株主２１企業・団体と株式譲渡契約を締結し、同社の株式３３，９３２株（所有割合５８．３％）を取得し子会社化することを２５日開催の取締役会において決議した。（取得価額２，５０１百万円）発行済株式総数の６７％以上の取得を目指して協議を進めている。

　　今回の譲渡株主には、地元の大手企業を中心に、鈴与グループ各社、静岡銀行 <8355> 、清水銀行 <8364> 、静岡ガス <9543> 、河合楽器 <7952> 、ヤマハ <7951> 、ヤマハ発動機 <7272> 、中央物産 <9852> 、スルガ銀行 <8358> などが応じた。

　　ケーブルテレビ、電気通信事業を展開する同社をグループ化することで、営業エリアの隣接する静岡市にエリア拡大をすることにより静岡県東部地区から中部地区に至るまでの広域にわたる事業展開が実現し、多くの相乗効果が期待できると判断したため。

　　なお、ＴＯＫＡＩ <8134> とビック東海は、来年１月２１日開催予定の両社の臨時株主総会における承認を前提として、来年４月１日付で、株式移転により両社の完全親会社となる共同持株会社ＴＯＫＡＩホールディングスを設立することで合意している。