神戸製鋼所 <5406> とインドの国営製鉄会社Ｓｔｅｅｌ　Ａｕｔｈｏｒｉｔｙ　ｏｆ　Ｉｎｄｉａ　Ｌｉｍｉｔｅｄ（ニュー・デリー市）は、成長著しいインドならびにその他の地域における鉄鋼業及び鉄鋼関連事業において、両社が相互に便益を享受できる関係を構築すべく、協力・協業できる技術・プロジェクト等を共同で検討する事に合意し、１１月３０日付けで包括的ＭＯＵ（覚書）に調印した。今後は両社で専門チームを立上げ、協力・協業対象の具体化を図り、実プロジェクトに繋げる。

　　ＳＡＩＬ社はインド最大の鉄鋼会社で、多くの鉄鉱山、石炭鉱山を保有しており、一方、神戸製鋼は高付加価値鉄鋼製品製造技術に加え、鉄鋼原料処理や鉄源分野においても世界有数の技術を保有している。両社は上工程から下工程に至るまで幅広い分野で協力関係を構築し、拡大するインド並びに世界市場での展開を加速する。