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2006-07-19
米大手証券会社の業績が好調。主要顧客であるヘッジファンドの売買増や企業の資金調達・M&A(企業の合併・買収)の活発化が追い風となり、ゴールドマン・サックスの3―5月期決算は純利益が前年同期比で2.7倍、モルガン・スタンレーも2.1倍に拡大した。世界的な株安が続いているが、収益源となる金融市場のボラティリティー(変動率)の上昇が好業績につながっている。

 3―5月期の純利益はリーマン・ブラザーズでも47%増、ベア・スターンズで81%増と四半期決算としては過去最高の水準になった。資本効率の目安となる株主資本利益率(ROE)は4社とも、優良企業の目安となる20%を上回った。

米証券大手メリルリンチが18日発表した4―6月期決算は、純利益が前年同期比44%増の16億3300万ドル(約1900億円)だった。活発なM&A(企業の合併・買収)を背景に、買収資金の調達や仲介・助言業務が好調だった。

 収入から金利コストを除いた純営業収益は過去最高の82億ドルで同29%増。1―3月期比では2%増だった。資産運用、投資銀行など全部門で前年より収益が増えた。証券会社が自らの資金で未公開企業などに投資する自己資金投資部門も約2割伸びた。

 スタンリー・オニール最高経営責任者(CEO)は「市場が不安定な中で満足できる結果。収益源や地域を多角化するための投資を続けた成果だ」とコメントした。

 大手証券会社が企業買収に伴う融資事業を相次いで強化する。野村証券グループが2008年度に5000億―6000億円の融資を目指すほか、ゴールドマン・サックス証券など外資系大手もメガバンクなどから融資の専門家をスカウトし、陣容を拡大している。M&A(企業の合併・買収)の際に従来の仲介だけでなく、買収資金の調達にも対応することで、収益源を多様化する狙いがある。

 大手証券が買収向けローン事業を強化するのは、企業買収に踏み切る企業から案件の仲介や財務アドバイスだけでなく、融資による買収資金の確保策も一括して求められるようになったため。背景にはM&Aの金額が大型化しているという事情がある。



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