2006-07-21
主要外資系証券の日本拠点の2006年3月期決算が7/20日までに出そろい、主要10社の経常利益はそろって大幅増益になった。日本企業のM&A(企業の合併・買収)が活況だったことなどで、法人取引の手数料収入が増えた。外国人投資家が日本株を活発に売買し、株式手数料の収入も拡大した。今期に入って株式市場の売買高は前期より低迷しているが、企業の資金調達意欲は旺盛で、引き続き高水準の利益を稼ぎ出すとの見方が多い。
外資系証券は高い金融技術を背景に、日本市場で攻勢を強めている。中でもUBS証券、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券の3社は06年3月期の経常利益が前の期の2倍以上になった。05年3月期は経常赤字だったクレディ・スイス証券も黒字に転じた。
外資系証券は高い金融技術を背景に、日本市場で攻勢を強めている。中でもUBS証券、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券の3社は06年3月期の経常利益が前の期の2倍以上になった。05年3月期は経常赤字だったクレディ・スイス証券も黒字に転じた。