コスモスイニシア <8844> は、事業再生に向けた強固な収益体質の確立と、財務体質の抜本的な改善を図るため、産業活力再生特別措置法廷所の特定認証紛争解決手続き（事業再生ＡＤＲ手続）による事業再生を目指し、関係当事者の合意が得られることを前提として、２０１０年３月期の債務超過を解消する方針であることを発表した。

　　サブプライムローン問題やリーマンショックによる金融市場の混乱と信用収縮、不動産市場の急激な悪化の中、同社は２００９年３月期において債務超過となる見通しであり、単独で抜本的な再生を図ることが困難な状況に陥ったため。

　　同社は、４月１７日に事業再生実務家協会に対して、事業再生ＡＤＲ手続利用の申請、受理されており、取引金融機関に対して借入金元本返済の一時停止等の通知書を送付、２８日開催予定の「第一回債権者会議」において、当該一時停止の同意等を取り付ける予定。