株式会社シンニッタンは、2019年10月1日付で、同社の完全子会社である株式会社ジェイ・エム・ティを、吸収合併することを発表した。

ジェイ・エム・ティは、鍛造関連の各種資材の販売ならびに損害保険の代理業 として設立し、その後、人材派遣業を行ってきた。同社は金融業務も行っており、資金の貸付をしていたが、貸付金の未回収が発生。平成22年3月期に1,025 百万円、平成24年3月期に1,100百万円の貸倒引当金を計上し、特別損失を計上。同貸付金については、平成28年1月に株式会社Python Capital Advisors に 1,050 百万円で譲渡し、貸倒損失1,785 百万円、貸倒引当金戻入益（特別利益）341 百万円を計上。なお、損害保険の代理業は平成25年に、金融業務は平成28年に、人材派遣業は平成30年にいずれも業務を終了している。

シンニッタンは、ジェイ・エム・ティを吸収合併することにより、今期決算において、約385百万円の合併差益を計上し、欠損金を継承することにより、約 380百万円の税効果（当期純利益の増加要因）を見込んでいる。本吸収合併により、シンニッタンの企業価値の向上につなげていく。