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オンライン家庭教師のマッチング「マナリンク」運営のNoSchool、コロプラネクストなどから資金調達を実施
資金調達の背景
「活躍すべき人が活躍する社会」をミッションに掲げ、2018年に設立されました。居住地や法律など外的要因に左右されることなく、努力した結果に見合う報酬や価値を得られる社会の創出を目指している。
その1つ目の事業として、オンライン家庭教師のマッチングプラットフォーム「マナリンク」の運営を行っている。
従来、家庭教師は先生が生徒の自宅に訪問し、対面で一対一で指導を行うのが一般的だったが、
オンライン家庭教師は「一対一」という従来の家庭教師の良さを残しつつ、グーグルミートやZoomといったオンラインを通して指導する指導方法だ。
マナリンクは以下の3点を特徴として、多くの小/中/高校生の生徒さんやそのご家庭、またオンライン家庭教師の先生に選ばれてきた。
指導する生徒の1人1人にきめ細かく、時には熱く、厳しく生徒に接していただける指導経験や人生経験豊富な社会人の先生のみをオンライン家庭教師の登録対象としている。
家庭教師を選択する生徒(家庭)は長いスパン(例えば高校3年間など)で指導してもらえる先生を探していることが多く、在学期間中のアルバイトとして家庭教師を行う学生は短いスパンでの指導しかできないため、そのような面からも社会人の先生のみを登録対象としている。
家庭教師業界に根強く残っている問題として家庭教師を派遣する会社と使用を希望する生徒(家庭)の間にある「情報の格差」が挙げられる。
オンライン家庭教師の指導実績やこれまでの経歴、自己紹介動画を公開することで、「自分に合うと思ったけど、しゃべっている雰囲気などが合わない」「実績が不透明で子供が目指したい方向性に合っている先生がわからない」といったミスマッチを減らす。
いつでも先生とやり取りできる「チャット機能」、宿題の提出状況がわかる「宿題提出機能」、授業忘れを防止する「カレンダー機能」といった様々な機能をマッチングした後も生徒、先生に提供することで、「マナリンクだから学びやすい/教えやすい」環境を提供していく。
対面授業が難しくなり、オンライン指導のニーズが高まったコロナ禍の後押しも受け、2022年度は前年度対比+300%成長という事業成長を遂げることができた。
しかし、コロナウィルス感染症が5類に移行したことを受け、アフターコロナの時代が始まった。
対⾯での活動が様々な場所で再開し、コロナ流⾏前の⽣活形態に戻り始めている。
対面が教育における選択肢に戻ってきたことで、「オンライン教育」や「オンライン家庭教師」の真の価値が問われる時代となった。
「対面での指導ができないのでオンライン」といった対面での内容をただオンラインに移行しただけのサービスは減っていき、「オンライン」での価値を突き詰めたサービスのみが選択肢として残っている。
「マナリンク」は業績が拡大したコロナ禍においても、その状況に甘んじることなく、「先生/生徒のマッチング強化」「宿題の提出状況の見える化」などオンラインの良さにさらに磨きをかけることができる機能やサービスをユーザーに提供し続けてきた。
アフターコロナにおいても業績が伸び続けているのは、その姿勢がユーザーに評価されている、また提供価値がユーザーのニーズと合致しているからだと確信している。
その磨きをさらに強化、スピードを高めることで、よりよい価値提供をユーザーにしていき、「オンライン家庭教師といえばマナリンク」と言われる、オンライン家庭教師No.1を目指すことに拍車を掛けていく。
勝負に出るならアフターコロナのタイミングだと思い、新たな資金調達を実施に至った。
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調達資金の使用用途
今回調達した資金は主に「人材採用」への活用が大きな目的だ。
現在NoSchoolはエンジニア4名、ビジネス5名にCEOを加えた10名のスタッフが所属している。
マナリンクは以下の2軸で利用ユーザー(生徒/先生)への価値提供最大化することを目標としています。
1.専用アプリやWebページといったITでの価値提供
2.カスタマーサクセスを中心とした人が関わる形での価値提供
そのため今回の調達資金を採用に活用し、現在10名の組織を2023年度に20名規模の組織に拡大することでユーザーへの価値提供をさらに高めていきたいと考えている。
社内の人材を増やすことでマナリンクを利用いただいているユーザーにより価値のあるサービスをスピード感を持って提供。
また提供サービスをより多くの人に届けていくため、マーケティングにも調達資金を活用し、さらなるユーザー獲得を狙う。
今後の事業展開
ユーザーが使用できる専用アプリやWebページでの機能の拡大をしていき、オンライン指導が持つ良さにさらなる磨きをかけ、「オンライン家庭教師ならマナリンク」とオンライン家庭教師業界でのNo.1を目指す。
また、「場所を選ばない」「自分に本当にあった先生を幅広い選択肢から選べる」といったオンライン教育の強味は、働いている社会人にこそ、親和性があると考えている。
・時間を選ばずに先生と連絡できる「チャット機能」
・宿題提出や宿題提出状況を数値化して可視化する「宿題提出機能」
・指導する先生の空いている時間を確認できる「空き日程機能」
といったマナリンクで開発した専用アプリでの様々な機能は、社会人の学びにも活用できる、むしろ忙しい社会人がなにかを学ぶ機会にこそ活きてくるのではないか。
こういった想いから「社会人のための資格取得のためのマッチングプラットフォーム」の運営を今年度中に立ち上げる予定だ。
オンライン指導の良さを極めたサービスが教育業界に残っていくことで教育方法の1つの選択肢として「オンライン」がある社会が創出に、NoSchoolも一手投じていく。
資金調達概要
・調達金額:
約7000万円
・調達方法:
第三者割当増資
・主な引受先(五十音順):
株式会社コロプラネクスト、株式会社ベクトル、モバイル・インターネットキャピタル株式会社
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