フィンテックグローバル(8789)子会社のムーミン物語、保有するライツ・アンド・ブランズの全株式を松屋(8237)に譲渡

2023-07-14
フィンテックグローバル株式会社( 代表取締役社長 玉井信光  以下、フィンテックグローバル)は、2023 年7月 13 日開催の取締役会において、フィンテックグローバルの連結子会社である株式会社 ムーミン物語(以下、「ムーミン物語」)が保有する持分法適用関連会社である株式会社ライツ・アンド・ブランズ(以下、RBJ)の全株式を譲渡することを決議した。 なお、本株式譲渡に伴い、RBJ は当社の持分法適用関連会社から除外されることとなる。


株式譲渡の背景と目的

ムーミン物語は、長期のコロナ禍による来園者減少の影響を受けて損失を計上し 974 百 万円の債務超過(2023 年3月 31 日現在)となり、財務基盤の抜本的な立て直しが急務となった。また、運営するムーミンバレーパークをより一層、差別化された魅力ある施設にして集客力を高めるために、新たな資金による設備投資やイベント・広報等が必要である。

そのような状況の下、フィンテックグローバルはムーミン物語の財務基盤を立て直すため、2023 年5月に同 社に対する5億円の貸付債権を DES(デット・エクイティ・スワップ)により株式化するとともに、更に今期中に約 1.5 億円の営業債権の DES による支援も検討している。以上に加え、本株式譲渡によりムーミン物語単体で売却益 671 百万円を計上することで、同社の債務超過は解消される見込みとなる。 また、ムーミン物語及びムーミンバレーパークの不動産を同社に賃貸する飯能地域資源 利活用合同会社(以下「SPC」)は、その取引金融機関との間で、ムーミン物語がSPCに支払う不動産賃借料の見直しに合意するとともに、借入金返済等に関する見直しを協 2 議している。これらの施策・対応によりムーミン物語のキャッシュフローの大幅な改 善及び費用の削減が実現し、経常損益は大幅に改善する見通しだ。
更に、ムーミン物語が開業時にセール・アンド・リースバックにより調達したリース残高942百万円は、返済が進み 2023 年3月 31 日現在の残高は 266 百万円であり、次期には 完済する見込みとなっており、損益・キャッシュフローの改善につながる予定である。 以上のような一連の財務的な手当てにより財務基盤の立て直しに目途を立てるとともに、 本株式譲渡によって大幅な設備投資に耐えうる資金を確保し、ムーミンバレーパークの一 層の魅力向上と、多くのお客様にお越しいただくための認知の拡大に向けた設備投資やイベント・広報等の強化に積極的に資金を投下していく。 なお、本株式譲渡によりムーミン物語と RBJ の間に資本関係はなくなるが、ムーミンファンのすそ野を広げ、ムーミン市場の創造、拡大を実現すべく、今後も両社は連携していく。両社の取締役会長に就任しているロレフ・クラクストーム(Moomin Characters Oy Ltd, Managing Director)、及び両社の代表取締役社長に就任している伊東久美 子は、本株式譲渡後も留任して連携体制を維持、継続する。

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